マセラティのSUV第2弾「グレカーレ(Maserati Grecale)」は、2022年3月22日にワールドプレミアされる予定だ。それに先がけて公道での走行テストが開始されており、またメディアには暗号化されたプレスキットが公開された。

「私はマセラティ グレカーレ。これ以上は言えません」

グレカーレは、レヴァンテに続くマセラティのSUV第2弾だ。その車名は、マセラティ車のネーミング流儀に則り「風」に由来しており、「地中海の激しい北東風」から名づけられた。レヴァンテよりコンパクトなミドルクラスSUVとなるグレカーレは、当初は2021年11月に発表される予定だったが、世界的な半導体の供給不足などにより発表が2022年3月22日に延期された。

画像: 公道での走行テストを行うマセラティ グレカーレの最終プロトタイプ。

公道での走行テストを行うマセラティ グレカーレの最終プロトタイプ。

すでにマセラティ本社のあるモデナをはじめとした公道で、グレカーレの最終プロトタイプが走行を開始している。今回、車両に施されたライトカモフラージュには新しいデザインを採用しており、グレカーレの技術仕様をほのめかすメッセージがボディのいたるところに施されている。

ただ、そのメッセージも伏せ字になっている部分が多く、詳細は把握できない。たとえば、「マセラティ インテリジェント アシスタントは******でコントロールできる」とか、「レッグルームは****mm以上」とか、キモとなる部分は伏せられているようだ。カモフラージュのメインメッセージは、こう書かれている。「I'm the Maserati Grecale. I can't tell you much more.(私はマセラティ グレカーレです。これ以上は言えません)」

あわせて、メディアに向けて暗号化されたプレスキットも公開された。下に掲載した書類(画像)がそれで、日本で少し前に問題となった「のり弁」文書を、「おしゃれなイタリアンランチボックス」リリースにするとこんな感じなのかもしれない。

画像: メディアに向けて公開されたプレスキット。

メディアに向けて公開されたプレスキット。

さておき、イタリアのカッシーノにある工場で製造されるグレカーレは、アルファロメオ ステルヴィオとパーツの一部を共用するとか、将来的にEVも登場するとかというウワサも流れているが、プレスキットもプロトタイプのカモフラージュ同様、重要な部分は塗りつぶされている。

日本でも世界でも、最大のライバルはポルシェ マカンあたりとなりそうな、マセラティの新型SUVグレカーレ。その全貌が明らかになるのは、2022年3月22日と公表されている。

画像: カモフラージュのメッセージにも伏せ字になっている部分が多い。

カモフラージュのメッセージにも伏せ字になっている部分が多い。

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