2022年10月31日まで、横浜横須賀道路の釜利谷ジャンクション〜朝比奈インターチェンジ間では、リニューアル工事に伴い終日車線規制が行われている。その現場で活躍している「ロードジッパーシステム」について紹介しよう。

活躍の場はますます広がっていく

Nクラスでは、視認性を確保するため運転席を中央に配置し、車両の両側から昇降できる出入口が設けられ、またライトやウインカーも日本の保安基準に合わせて変更されている。

画像: 従来型BTMのRTS(写真左)と、新型BTMのNクラス(写真右)。

従来型BTMのRTS(写真左)と、新型BTMのNクラス(写真右)。

■従来型BTM(RTS) 主要諸元

●車両長(コンベア未装着時):12.8m
●車両幅(コンベア未装着時):2.54m
●車両幅(コンベア装着時):4.32m
●車両重量:22.3トン(作業時は32.5トン)
●防護柵移動量:3.0〜5.5m

■新型BTM(Nクラス) 主要諸元

●車両長(コンベア未装着時):11.8m
●車両幅(コンベア未装着時):1.9m
●車両幅(コンベア装着時):3.5m、ドリフト走行(5度)時は2.80m
●車両重量:16.7トン(作業時は25.0トン)
●防護柵移動量:3.0〜4.7m

■(参考)日本の大型特殊車両の基準

●車両長:12.0m未満
●車両幅:2.5m未満
●車両重量:1軸10トン未満

ロードジッパーシステムは工事規制をはじめ、車線運用などを安全かつ効率的に運用することが可能であり、従来型のBTMだけではなく、新型のNクラスも加わったことで使用範囲も広がった。今後も高速道路のリニューアルプロジェクトをサポートしていく大きな役目を担っている。

では、ロードジッパーシステムが実際に稼働している動画を紹介しておこう。この光景、「はたらくクルマ」好きなら、おとなでも子どもでも実際に見てみたくなることは間違いないだろう。(資料提供:NEXCO東日本)

画像: The Road Zipper System® N-Class新登場 youtu.be

The Road Zipper System® N-Class新登場

youtu.be

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