高速道路の商業施設「パサール(pasar)」とは
「パサール(pasar)」とは、パーキングエリアの「PA」とサービスエリアの「SA」、それにリラクゼーションの「R」を組み合わせてできた名称。具体的にはNEXCO東日本の高速道路にある、道ナカの営業施設のことです。今回紹介する幕張PAの上下線をはじめ、蓮田SAの上り線、羽生PAの下り線、守谷SAの上下線、三芳PAの上り線の合計7カ所に設定されています。
パサール幕張(下り)のある京葉道路は、首都高速と接続する篠崎JCT(ジャンクション)に始まり、東関東道との交差である宮野木JCTを経て、館山道へと続く蘇我ICまでの高速道路です。パサール幕張(下り)は幕張ICを過ぎてすぐ、宮野木JCTの手前に位置します。東京から成田方面や房総半島へと向かう途中に、また、東京へ遊びに行った帰りに寄って、休憩や食事、おみやげを求める場所に最適です。そのためショッピングゾーンには東京のおみやげとして、スイーツなどを中心に東京名物も揃えられています。
海鮮をひと味ひねったドンブリに舌つづみを打つ!
まず紹介するのは、わずか平日15食、土曜・日曜は25食の売り切れ御免!という、フードコートの「房州濱乃屋」がオススメする「ぜいたく海鮮丼」(1045円)です。
使われる素材は、シラスにイカ、サーモン、マグロ、甘エビ、とびこ、ネギトロ。これにタマゴとネギ、キュウリ、ノリ、そしてたっぷりのゴマをプラス。添えられる半透明のジェルは、なんとお酢。これに醤油とワサビを混ぜてワサビ醤油を作り、ドンブリにかけていただきます。お店のスタッフからのオススメされた食べ方は、「最初にめいっぱい混ぜてしまう」というもの。お酢やワサビが苦手なひとは、ワサビ醤油を作るときに調整しましょう。
で、この料理で驚くのは最初のひと口でしょう。なぜかといえば、ご飯が温かいんです! 酢飯じゃない! だからジェルのお酢が別に用意されていたんですね。そして、味の決め手となっていたのがゴマ油。つまり、チラシ寿司の一種かと思ってひと口食べたら、まったく違った海鮮丼だったのです。もちろん、たっぷりの海鮮の味は予想どおりですから、ぜいたくな気分になるのは当然。酢飯が苦手という人も楽しめる、料理人さんの工夫が光るグルメでした。