東京から千葉へ戻るときのおみやげは、ここで!
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高速道路の中にある「道ナカ」施設が「パサール」。幕張PAは上下線ともパサール幕張となっている。
パサール幕張(下り)の「パサール(pasar)」とは、NEXCO東日本の高速道路の中にある、道ナカの商業施設を表す名前です。パーキングエリアの「PA」とサービスエリアの「SA」、それにリラクゼーション(Relaxation)の「R」を組み合わせた造語です。NEXCO東日本のエリアでは、幕張PAの上下線をはじめ、東北道では蓮田SAの上り線と羽生PAの下り線、常磐道では守谷SAの上下線、関越道では三芳PAの上り線の合計7カ所に設定されています。
そんなパサール幕張(下り)は、京葉道路の宮野木JCT(ジャンクション)の手前にあり、東京から成田や房総半島方面へ向かうときに立ち寄れます。つまり、東京へ遊びに行った帰りや、東京から千葉方面へ向かうときに、休憩や食事、おみやげを手に入れるのにピッタリ。そのため、スイーツを中心に数多くの東京みやげが販売されています。
和食をベースにしたおしゃれなスイーツを
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「マタイッコタベタイカフェ」の「きんつばまるごとあんこソフト」(400円)。写真は、きんつば1個入りのもの。
パサール幕張(下り)で注目してほしいテイクアウトのグルメ。それは2020年5月にオープンしたばかりの「マタイッコタベタイカフェ」のスイーツです。カタカナが続く名称はちょっと読みづらいかもしれませんが、「また1個、食べたい、カフェ」と覚えれば簡単ではないでしょうか。このカフェは、静岡県磐田市で明治4年(1872年)から150年も続いている老舗の和菓子店「又一庵」がオープンさせたもの。又一庵の代表的なお菓子が「きんつば」で、それを使ったスイーツが「マタイッコタベタイカフェ」でいただけるというわけです。
中でも人気なのは「きんつばまるごとあんこソフト」(きんつば1個入り・400円)。文字どおり「きんつば」を丸ごとソフトクリームに入れて、機械でグルグルグルと混ぜたものです。混ぜ込む「きんつば」は1個50円で追加でき、最大3つまで増量可能。今回の取材では「きんつば」1個入りでいただきました。
その味はどうかといえば、すっきりとした甘さ。そして、ほんのりとした塩味があふれてきます。これが「きんつば」を使う特徴になっています。洋のソフトクリームと、和の「きんつば」が生み出すオリジナルのおいしさはクセになりそう。甘党を自認する方であれば、知っておくべきスイーツではないでしょうか。