2022年4月10日、前日に行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権開幕戦と連日で、第2戦が同じく富士スピードウェイ(静岡県)で開催され、TEAM MUGENの野尻智紀がポールトゥウィンを達成した。2位には開幕戦で優勝した平川亮(carenex TEAM IMPUL)、3位には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が入った。

2回目のアタックで見せた王者の修正力

午前中に行われたQ1 グループAでは、前日同様ルーキーの走りに注目が集まった。まずタイムアタックを行った坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)が基準タイムとなる1分21秒987を記録。そのタイムを野尻が逆転するが、野尻を上回って見せたのが三宅淳詞(TEAM GOH)だった。

さらに三宅は連続アタックし、自身のタイムをさらに更新してみせた。三宅の最速タイムはトラックリミット違反により記録こそ残らなかったが、それでも三宅のセカンドベストを誰も上回れずQ1 Aグループをトップで通過してみせた。2位に宮田が食い込み、以下、野尻、坪井、山下健太(KONDO RACING)、大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)までがQ2進出となった。

続くQ1 Bグループでは、小林可夢偉(KCMG)を先頭にタイムアタックがはじまっていく。小林のターゲットタイムを開幕戦でポールポジションを獲得した笹原右京(TEAM MUGEN)が塗り替えトップに浮上。そんな笹原のタイムを上回りトップに立ったのがサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)だった。2番手タイムを記録した笹原以下、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、平川、小林、佐藤がQ2進出となった。

画像: 2回目のアタックで脅威的なタイムを記録した野尻智紀。王者の凄みを感じるQ2となった。

2回目のアタックで脅威的なタイムを記録した野尻智紀。王者の凄みを感じるQ2となった。

ポールポジションを争うQ2では、野尻、笹原のTEAM MUGENの2台がまず最初にアタックを開始するも、野尻はコカ・コーラコーナーでミスし、アタック中断。一方笹原はミスなく走り、トップタイムをマークした。各車笹原のタイムを上回れない中、宮田が渾身のアタックで笹原を逆転し暫定トップに浮上に。宮田のポールポジションかと思われた矢先、2度目のアタックに入っていた野尻がなんとトップタイムを更新し逆転でポールポジションを獲得した。2位には宮田が入り、以下笹原、佐藤、山下と続いた。2位以下が僅差の中、野尻は2位の宮田に0.2秒の差をつけてポールポジションを獲得した。

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