2022年4月13日、ステランティスジャパンは、9年ぶりにフルモデルチェンジが行われたCセグメントコンパクトハッチバック新型「プジョー 308」の日本導入を発表・受注を開始した。

さらに進化を見せた新世代インフォテイメントシステム

コックピットは、水平基調でシンプルかつハイクオリティなもので、ドライバーオリエンテッドのレイアウトがポイント。ダッシュボードの構造は「ハイベント」と呼ばれるアーキテクチャーに基づき、吹き出し口を乗員の頭上正面に配置することで、最適なエアコンフォートを実現。ダッシュボード中央には、デジタルメーターよりやや低めに10インチタッチスクリーンが組み込まれ、ドライバーが手を伸ばせば自然と届くものとされている。

オートマチックセレクターは新世代のトグル型のものを採用。指先でスムーズな操作が可能である一方、センターコンソールまわりのスぺースをスッキリさせる効果も有している。

画像: 新型プジョー308(ハッチバック)アリュール系グレードのコクピット。

新型プジョー308(ハッチバック)アリュール系グレードのコクピット。

プジョーのインテリアの代名詞とも言うべき「i-コクピット」を構成する要素、コンパクトステアリングやデジタルヘッドアップインストルメントパネル、セントラルタッチスクリーンにもそれぞれ大きな改良が施された。

コンパクトステアリングは、従来ハンドル裏側のコラムに配置していたADAS(アクティブクルーズコントロール、レーンポジショニングアシスト、スピードリミッター機能)スイッチをハンドルパッド左側に集約し、より安全に使い易いものとされた。

GTグレードのハンドル右側にはオーディオ、ボイスコントロールスイッチが配置され、ステアリングヒーターを標準装備する。また、ICE(内燃機関)搭載車のパドルシフトはハンドル一体型とされた。

デジタルヘッドアップインストルメントパネルは、カスタマイズ表示ができる10インチを採用。複数のモード(ラジオ/メディア、運転支援、エネルギーフローなど)があり、ナビゲーションのガイドを表示することもできる(GTグレード)。

ダッシュボードセンターの10インチタッチスクリーンは、インストルメントパネル同様フルカスタマイズ表示が可能。また、GTのタッチスクリーン下方には、i-トグルと呼ばれるデジタルショートカットスイッチが用意される。i-トグルとはエアコンや、電話、オーディオ、ADAS、アプリケーションなどへのタッチ式スイッチのことで、ユーザーの好みに応じて設定可能。走行中でも視線移動を最小限に抑制し、的確に操作することができる。

画像: ダッシュボード下の10インチ タッチスクリーン。カスタマイズ表示が可能だ。

ダッシュボード下の10インチ タッチスクリーン。カスタマイズ表示が可能だ。

PHEVを含め、3つのパワーソースを選択できる

新しいタッチスクリーンでは、各ドライバー(最大8つのプロファイル)が自分の好みのディスプレイ設定を、選択保存することができる。タッチスクリーンは、「ウィジェット」やショートカットを使ってのマルチウィンドウ化など、タブレットのような感覚で操作を楽しめる。様々なメニューを左右にスクロールして選択し、上下にスワイプしてそれぞれのメッセージやアラートの確認、そして三本指タッチでアプリケーションリストを表示することもできる。

プジョー初のインフォテイメントシステム、「i-コネクト(アルーラ)&i-コネクトアドバンスト(GT)」の搭載も行われた。 i-コネクトアドバンストは、高性能で効率的なコネクテッド機能により、プローブ交通情報を活用した広域リアルタイムトラフィック情報が取得できる。

ボイスコントロール機能を備えており、音声認識コマンド「OK、プジョー」で起動し、ナビゲーションやエアコン、シートヒーター、オーディオ、電話、天気予報検索などさまざまな機能を声で作動、変更、停止でき、日本語の認識精度も高いという。またOTA(Over The Air )にも対応し、ソフトウェアの改善やバグ対応などの通信を使って自動でアップデートされる。

空調への配慮も忘れていない。全車にHE(High Efficiency)フィルターを装備し、外気の3つの汚染分子(CO、NOx、NH3)をモニター。これらの汚染物質が確認された場合、自動的に空気循環を開始する。クリーンキャビン(GT)は、車内全体のエアクオリティマネジメントシステムで、内外気をモニターしながら、エアインテークをコントロールします。HEによって、92%の粒子と98%のカビ、バクテリアを遮断する。ドライバーはAQI (Air Quality Index)にて室内の状態を確認することができる(PM2.5センサー)。

画像: 左が1.5Lディーゼルターボ(130ps/300Nm)。右が1.6L PHEV(エンジン180ps+モーター110ps/エンジン250Nm+モーター320Nm)のモーター部分。

左が1.5Lディーゼルターボ(130ps/300Nm)。右が1.6L PHEV(エンジン180ps+モーター110ps/エンジン250Nm+モーター320Nm)のモーター部分。

パワーソースは、1.2Lガソリンターボ(130ps/250Nm)、1.5Lディーゼルターボ(130ps/300Nm)、1.6Lターボ PHEV(エンジン180ps/250Nm+モーター110ps/320Nm)の3タイプから選ぶことができる。組み合わされるトランスミッションはすべて8速ATだ。

ちなみに、容量12.4kWhのリチウムイオンバッテリーをリアアクスル下に搭載するPHEVのグレード「GTハイブリッド」は、64kmのEV走行可能距離(WLTCモード/HB)を実現する。充電時間の目安は200V(普通充電)の3kWチャージャーで約5時間、6kWで約2時間半。走行モードは、EV走行の「ELECTRIC」、モーター+エンジン走行の「HYBRID」、エンジン走行の「SPORT」の3つが用意される。「ELECTRIC」での最高速度は135km/hとされている。

プジョー 308(ハッチバック) ラインナップ

アリュール<1.2L 直3ターボ(130ps/230Nm)>:305万3000円
アリュール ブルーHDi<1.5L直4ディーゼルターボ(130ps/300Nm)>:327万7000円
GTブルーHDi<1.5L 直4ディーゼルターボ(130ps/300Nm)>:396万9000円
GTハイブリッド<1.6L直4ターボ+電動モーター(225ps/360Nm ※)>:490万6000円
※システム総合出力・フランス本国公表値

プジョー 308SW(ステーションワゴン) ラインナップ

アリュール<1.2L 直3ターボ(130ps/230Nm)>:325万3000円
アリュール ブルーHDi<1.5L直4ディーゼルターボ(130ps/300Nm)>:347万7000円
GTブルーHDi<1.5L 直4ディーゼルターボ(130ps/300Nm)>:436万9000円
GTハイブリッド<1.6L直4ターボ+電動モーター(225ps/360Nm ※)>:530万6000円
※システム総合出力・フランス本国公表値

プジョー 308GT ハイブリッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4420×1850×1475mm
●ホイールベース:2680mm
●車両重量:1660kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1598cc
●最高出力:132kW(180ps)/6000rpm
●最大トルク:250Nm/1750rpm
●モーター最高出力:81kW(110ps)/2500rpm
●モーター最大トルク:320Nm/500-2500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム:40L
●WLTCモード ハイブリッド燃費:17.6km/L
●タイヤサイズ:225/40R18
●車両価格(税込):490万6000円

プジョー 308SW GTブルーHDi 主要諸元

●全長×全幅×全高:4655×1850×1485mm
●ホイールベース:2730mm
●車両重量:1480kg
●エンジン:直4 DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:300Nm/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・53L
●WLTCモード燃費:22.9km/L
●タイヤサイズ:225/40R18
●車両価格(税込):436万9000円

This article is a sponsored article by
''.