2022年4月20日、レクサスがバッテリーEV専用モデル「RZ」の詳細を世界初公開した。これまでにもすでにプロトタイプのRZ450eの外観やインテリアの一部が公開されているが、今回はそのメカニズムをはじめとした詳細な内容が明らかになっている。世界中のプレミアムブランドがBEVラインナップを強化する中で、日本を代表するプレミアムブランドとしてどんな「差別化」が図られているのだろうか。激戦区と化したプレミアムBEVの新たな世界基準となるべく開発

プレミアムBEVの新たな世界基準となるべく開発

レクサスRZはブランド初のBEV専用車両として登場するブランニューモデル。急速に電動化が進む中で、BEVを軸とするブランドへの変革の起点となる重要なモデルと位置づけられる、まったく新しいラージサイズのラグジュアリーモデルだ。

アウディのe-トロン、BMWのiシリーズ、メルセデス-EQといったドイツ系プレミアムブランドはすでにBEVそのもののブランド化にも全力で取り組んでいる。他の欧州プレミアムブランドも進度はさまざまだが、ブランドとしてのイメージ、魅力をしっかり継承しながらのBEVシフトに向けての道筋をつけ始めているところだ。

画像: ブランド初のバッテリーEV専用モデル、レクサス RZ。独自性のあるプロポーションは「スピンドルボディ」と名付けられた。

ブランド初のバッテリーEV専用モデル、レクサス RZ。独自性のあるプロポーションは「スピンドルボディ」と名付けられた。

そんな激戦必至のカテゴリーにあって、レクサスもまたブランドの革新に本気で取り組む姿勢を見せている。2019年にHEVやPHEVなどのプラクティカルな電動化車両の開発を進める電動化ビジョン「Lexus Electrified」を発表、2030年までにすべてのカテゴリーでBEVのフルラインアップを実現し、2035年にはグローバルでBEV100%の販売を目指すという。

その衝撃的なコミットメントはまさに、これからの時代に向けたプレミアムブランドとしての矜持に他ならないだろう。そういう意味でもRZは、すでにリリースされているUX300eとはまた違う、非常に注目すべき「急先鋒」と位置づけられる。そして今回、明らかにされたテクノロジーは確かにその大役を果たすにふさわしいものが与えられているようだ。

バッテリーやモーターを最適な位置に配したBEV専用プラットフォーム(e-TNGA)、軽量かつ高剛性なボディ、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」、ドライバーの意図に忠実な車両コントロールを可能にしたステアリング制御システムなどを採用。それらは、BEVの新たな基準となるべく開発された。まさに、レクサス渾身の意欲作と言える。

レクサスならではのBEVの走りの世界観、新しい体験が、そこにある

エクステリアデザインは、BEVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現。レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルは内燃機関の冷却などの必要がないBEVの特徴を生かして進化し、「スピンドルボディ」という空力性能を高めた新しいデザインコンセプトも生み出している。

画像: 躍動感のあるサイドビュー。抑揚のある複雑な形状のドアが特徴的。

躍動感のあるサイドビュー。抑揚のある複雑な形状のドアが特徴的。

インテリアデザインでは、SDGsやサステナブルなモビリティを目指して、開放的な空間をもたらすパノラマルーフやレクサス初採用の輻射熱ヒーターを含めた空調の協調制御による高効率な暖房システムなどを採用。これまでの豪華さの演出とは違った、モノづくりの細やかさや上質さを感じられる快適な室内空間を目指したのがポイントだ。

画像: 開放的でクリーンな印象のインテリア。ステアバイワイヤを採用、従来の円形ハンドルに加え、操縦桿のような新ハンドルも新開発。

開放的でクリーンな印象のインテリア。ステアバイワイヤを採用、従来の円形ハンドルに加え、操縦桿のような新ハンドルも新開発。

今回のレクサスRZ世界初公開にあたり、渡辺剛チーフエンジニアは「カーボンニュートラル社会の実現に向けて、レクサスが取り組むべきことは、自然や地球環境を大事にしながらも、楽しいクルマを追求し続けることだと考えています」とコメント。電動化ビジョン「Lexus Electrified」の今後が、実に楽しみだ。

Lexus International チーフエンジニア 渡辺 剛氏 コメント

「RZでは、乗って安心感があり、触れて心地よく、操って楽しい、そんなレクサスらしいBEVの実現を目指したいという想いで開発を進めてまいりました。Lexus Electrifiedのコアテクノロジーである四輪駆動力システムDIRECT4が、ドライバーの操作に対し、素早くリニアなクルマの応答を実現。デザインでは、BEV化に伴い、スピンドルグリルから、新たなレクサスのアーキテクチャーであるスピンドルボディへの進化やドライバーの操作性にこだわったTazuna Conceptを織り込んだコックピット空間など、機能的本質や独自性を追求しています。今後も、お客様にレクサスならではのBEVの走りや新しい体験のご提供を目指して、挑戦を続けてまいります」

レクサス RZ 主要諸元(日本仕様・プロトタイプ)

●全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
●ホイールベース:2850mm
●モーター:新開発高出力モーター「eAxle」
●モーター最高出力フロント:150kW
●モーター最高出力リア:80kW
●バッテリー容量:71.4kWh
●J-WLTCモード航続距離:約450km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:18インチ/20インチ

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