2022年4月22日、ロータスカーズの⽇本正規販売輸⼊総代理店であるエルシーアイは、AMG製の直4ターボエンジンを搭載した「ロータス エミーラ(EMIRA) ファーストエディション」の受注を開始した。生産開始は2023年1月以降を予定している。(写真はすべてプロトタイプのもの)

公道使用が可能な世界でもっともパワフルな2L 直4エンジンを搭載

画像: 外寸はホイールベースも含めてV6バージョンと同じだが、車両重量は約50kgも軽量化されている。

外寸はホイールベースも含めてV6バージョンと同じだが、車両重量は約50kgも軽量化されている。

エミーラは、ロータス最後の内燃機関搭載モデルだ。V6エンジンを搭載したファーストエディションは、既に日本でも東京オートサロン 2022でお披露目され、世界中から予想を遥かに超える注文が殺到した。もちろん日本割り当て分の台数も完売している。

今回、受注を開始したエミーラ ファーストエディションは「AMG製 M139型 2L直4ターボエンジンの特注バージョン」を搭載している。エンジンをリアミッドに搭載するためのハードウエアの変更と、ロータスらしいキャラクターを発揮するための新しいソフトウエアなどが採用されている。最高出力は365ps、最大トルクは430Nmを発生する。

このエンジンは、公道での使用が認められた世界で最もパワフルな2L 4気筒エンジンで、世界最高の直4ユニットとも言われている。ローラーベアリングを備えたツインスクロールシングルターボは、高速スプールアップと最小ラグに最適化され、エキゾーストシステムはロータスによりデザインされたエミーラ独自のものだ。

画像: 写真はAMG A45に搭載されているM139型エンジン。エンジンベイカバーのデザインは変更される。

写真はAMG A45に搭載されているM139型エンジン。エンジンベイカバーのデザインは変更される。

組み合わされるトランスミッションは、ロータス初の8速DCTで、パドルシフトも備える。これはAMGと共同開発した、後輪駆動用の特別仕様だ。エンジンベイカバーは独自のものとなり、Cピラーにもファーストエディションを示す専用バッジが備わる。

足まわりでは、20インチの超軽量Vスポーク鍛造アロイホイールを標準装備。2ピースのハイパフォーマンスブレーキディスクとロータスネーム⼊りブレーキキャリパー(4色から選択可能)、タイヤプレッシャーモニタリングシステムもファーストエディションでは標準装備される。

エクステリアでは、LEDの灯火類、チタニウムカラーのエキゾーストテールパイプフィニッシャー、電動調整・可倒式ヒーテッドドアミラー、リアパーキングセンサーを標準装備。また、フロントバンパーエアブレード/フロントスプリッター/サイドシル/リアディフューザーがグロスブラックで仕上げられる「ローワーブラックパック」もファーストエディションでは標準装備となる。

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