一堂に集まってより輝く電動化されたクルマの世界
昨今、2030年までのSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」達成に向けて、さまざまな企業が活動を進めています。その中のひとつとしてカーボンニュートラルを挙げられ、自動車メーカー各社はBEVやPHEVモデルを続々と発表、クルマの電動化が急速に進められています。しかし、いまだに日本でBEVが普及しているとは言えない状況でしょう。
そんな中、このイベントでは将来を見据えた国産車と輸入車12ブランドのBEV&PHEVモデル15台をグランフロント大阪 うめきた広場に展示。一堂に各社の電動化モデルを見て、そして触れることによってその世界を感じてもらいたいと、開催しました。
車両や備品などの搬入は土砂降りの雨の中で行われましたが、当日は前日までの激しい雨がうそのようにやみ、午後には強い日差しが差し込むほどの晴れ間に。そして会場も1日を通して多くの来場者で賑わいました。
来場者は、モーターマガジン誌の告知を見て来てくれたクルマ好きの方はもちろん、たまたま近くに来たので寄ってみたという一般の方までさまざまでしたが、訪れた人は皆、未来感あふれる電動車に興味を持ってくれたようです。細かく内外装をチェックしたり、気になるところをスタッフに確認する人の姿も多く、電動車の世界を存分に体感してもらえたのではないでしょうか。
また、クルマの展示だけでなく、本誌でおなじみのモータージャーナリスト、大谷達也氏と竹岡圭氏、そして弊誌編集長によるトークショーや、各社広報&開発者によるスペシャルステージも実施。ここでしか聞くことができないような開発の裏話も飛び出したり、また同ステージでは世界的ダンスチーム「BODY CARNIVAL CREW」によるブレイキン ショーケースも会場をさらに盛り上げてくれました。
ステージイベント以外にもアンケートやスタンプラリー、SDGs達成のために普段から取り組んでいることをホワイトボードでシェアする「みんなのSDGs活動」などのイベントも実施。多くの来場者が足を運んでくれました。
今回展示したのはBEVもしくはPHEVという、いずれも電動化されたクルマなのですが、こうして一堂に集まると、それぞれの個性や方針の違いも見えてくるから面白いものです。その違いを見て聞いて触れることができたのもこうしたイベントの醍醐味ではないでしょうか。
イベント会場の模様はモーターマガジンMovieでおなじみの岡本幸一郎氏のレポートでライブ配信していました。YouTubeにアーカイブがあるので、会場に来られなかった人はチェックしてみてはいかがでしょうか。(写真:西田雅彦)