モリゾウエディションは走行性能を磨き上げた2シーター
GRカローラは、既に北米仕様が2022年3月に公開されているが、今回、日本仕様となる「GRカローラ RZ」と、限定モデルの「GRカローラ モリゾウエディション」がメディアにお披露目された。
エクステリアは、ハッチバックのカローラスポーツをベースに、前後のフェンダーを拡幅したボディをまとい、パワーユニットはGRヤリス譲りの1.6L 直3 DOHCターボを搭載。最高出力は304psとGRヤリスのものより32psもアップ(最大トルクは370Nmで同じ)され、6速MTで4輪を駆動する。インテリアには専用のTFTメーターが採用されている。
モリゾウエディションは、マスタードライバーでもあるモリゾウこと豊田章男社長が自ら試作車のハンドルを握って作り込んだ、「お客様を魅了する野性味」を追求したスペシャルグレードだ。リアシートを撤去した2人乗りで約30kgの軽量化を実現。パワーユニットは最大トルクを400Nmに引き上げ、中回転域のトルクを高めて加速性能を向上させている。
さらにボディ剛性の強化やギアレシオの最適化などが図られ、モノチューブ ダンパーやハイパフォーマンスタイヤの採用でコーナリング性能も向上されている。インテリアでは、ドアトリムやインパネに鋳物ブラック塗装を施し、ステアリングやコンソールにはウルトラスエードを採用。専用セミバケットシートも装着するなど、スポーティで上質な室内空間に仕上げられている。
GRカローラ RZは2022年秋ごろから発売。モリゾウエディションは同年冬頃から台数限定で発売を予定。予約抽選は秋ごろから受付を開始する予定だ。(写真:永元秀和)
■GRカローラ RZ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4410×1850×1455mm
<モリゾウエディションの全高は1450mm。いずれもアンテナを含むと+25mm>
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1470kg<モリゾウエディションは1440kg>
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1618cc
●最高出力:224kW(304ps)/6500rpm
●最大トルク:370Nm(37.7kgm)/3000−5550rpm
<モリゾウエディションは400Nm(40.8kgm)/3250-4600rpm>
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・50L
●タイヤサイズ:235/40R18
<モリゾウエディションは245/40R18>
●車両価格(税込):RZ/モリゾウエディションとも未定