2022年7月1日、BMW AGの日本法人であるビー・エム・ダブリュー株式会社は、第7世代の新型7シリーズを発表し、全国のBMW正規ディーラーで販売を開始した。すでに4月21日に初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION(ザ・ファースト・エディション)」の先行販売受付を開始しているが、いよいよ日本国内でも正式に導入が始まったことになる。デリバリーは年内第4四半期を予定している。

最高峰のラグジュアリー性と革新技術を備えて登場

1977年に初代がデビューしたBMW 7シリーズは、その時代における究極のラグジュアリーセダンとして進化し続けてきた。この新型モデルで第7世代を迎える。

画像: i7 xDrive60。スワロフスキー製のクリスタルヘッドライトが印象的で、夜間はキドニーグリルの縁が点灯する。

i7 xDrive60。スワロフスキー製のクリスタルヘッドライトが印象的で、夜間はキドニーグリルの縁が点灯する。

注目点は数多い。電気のみで走行する電気自動車「i7」をラインナップすること、BMW量産モデルで初となる「2トーン塗装」を設定したこと、Amazon FireTVを搭載した世界初31インチ8Kパノラマ仕様の「BMWシアタースクリーン」を採用することなど、プレミアムサルーンとしての話題性には事欠かない。

ラインナップは、最新型の3L直列6気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせた「740i 」、48Vマイルドハイブリッドシステムの3L直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した「740d xDrive」、そして前後合わせて2基の電気モーターで4輪を駆動する 電気自動車「i7 xDrive60」の3モデルとなる。

画像: BMW伝統の水平基調とL字型リアコンビネーションライトを新たにデザインし、ラグジュアリー感を強調。ドアハンドルはドアパネルに内蔵される。

BMW伝統の水平基調とL字型リアコンビネーションライトを新たにデザインし、ラグジュアリー感を強調。ドアハンドルはドアパネルに内蔵される。

ことさら注目度が高いと思われる「i7 xDrive60」は、最高出力258ps(190kW)を発揮する電気モーターを前輪に、最高出力313ps(230kW)を発揮する電気モーターを後輪に備える4輪駆動モデルだ。普通充電、急速充電(CHAdeMO)、150kWの急速充電にも対応する最新の充電テクノロジーが採用されている。

車両価格はガソリン車に対して、およそ180万円ほどの上乗せとなるが、先進性という意味ではおつりが来る充実した内容の持ち主と言える。

ボディサイズは、全長5391mm、全幅1950mm、全高1544mm、ホイールベース3215mmと、全車いわゆるロングホイールベース仕様で統一される。ドアハンドルをドアパネルに内蔵することで、空気抵抗を低減するとともに、すっきりとしたデザインとしている。

サルーンとしては珍しい「2トーン塗装」は、上部色と下部色を分けることで優雅で伸びやかなラインを強調。繊細なコーチラインを加えることで、ラグジュアリー感をさらに高めている。

This article is a sponsored article by
''.