2022年8月4日から7日にかけて、WRC(世界ラリー選手権)第8戦ラリー・フィンランドがユバスキュラを中心に開催される。ラリー・フィンランドはどんなイベントなのか、見てみよう。

ロバンペラが地元で6勝目をあげるか

前戦ラリー・エストニアではドライバーズ選手権をリードするトヨタのカッレ・ロバンペラが時折り雨が降るラリー序盤の難しいコンディションの中で圧巻の走りを見せて優勝。ロバンペラは全13戦中7戦を終えた時点で5勝目をあげる圧倒的な強さを発揮している。

しかもロバンペラにとって今回の第8戦ラリー・フィンランドはホームイベント、ロバンペラがまたもや圧巻の走りを見せるのか注目される。

ただ、ヒョンデのオイット・タナックやトヨタのエサペッカ・ラッピもこのラリーを得意としており、僅差の戦いが予想される。

画像: 今季早くも5勝をあげて選手権をリードするトヨタのカッレ・ロバンペラ。地元フィンランドで優勝が期待される。

今季早くも5勝をあげて選手権をリードするトヨタのカッレ・ロバンペラ。地元フィンランドで優勝が期待される。

【参考】2022年WRC第7戦ラリーエストニア 結果

1位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)2h540m29.0s
2位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m00.9s
3位:O.タナック(ヒョンデ i20 N ラリー1)+1m55.7s
4位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20 N ラリー1)+3m53.3s
5位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1) +4m13.4s
6位:E.ラッピ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+4m49.1s
7位 :A.フルモー (フォード プーマ ラリー1)+5m09.2s
8位 :A.ミケルセン(シュコダ ファビア ラリー2 エボ)+11m01.8s
9位 :T.スニネン(ヒョンデ i20 N ラリー2)+11m27.1s
10位 :E.リンドホルム(シュコダ ファビア ラリー2 エボ)+13m04.8s

2022年WRCドライバーズランキング(第7戦終了時)

1位 K.ロバンペラ(トヨタ) 175
2位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ)92
3位 E.エバンス(トヨタ)79
4位 O.タナック(ヒョンデ)77
5位 勝田貴元(トヨタ)73
6位 C.ブリーン(Mスポーツ フォード)60

2022年WRCマニュファクチャラーズランキング(第7戦終了時)

1位 トヨタ 298
2位 ヒョンデ 211
3位 Mスポーツ フォード 157

WRC屈指の超高速グラベルイベント

ラリー・フィンランドの特徴はハイスピードで、しかもアップダウンが激しく、ビッグジャンプも多くある超高速グラベル(未舗装路)イベントであること。スピードが高いだけに、小さなミスが致命的な大きなアクシデントになることも多い。前戦ラリー・エストニアと共通点も多く、このラリーを得意とするトヨタが、2017年から4年連続で(2020年は新型コロナウイルスの影響で中止)優勝を飾っている。

ラリーは8月4日木曜日の朝にシェイクダウンを行い、夜7時過ぎからユバスキュラの市街地でグラベルとターマック(舗装路)がミックスしたSS1「ハルユ1」が行われ競技がスタート。

森林地帯での本格的な競技は5日金曜日の朝から始まり、午前中はサービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行。その後、ハルユのショートバージョンであるSS6とミッドデイサービスを経て、午後は西側エリアで2本のステージを各2回走る。

6日の土曜日はユバスキュラの南側に位置するヤムサの周辺が舞台となり、4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。

最終日7日の日曜日は、サービスパークの東側および南側エリアで2本のステージを各2回走行、そのうちSS20の再走ステージであるSS22「ルイヒマキ2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

ステージは全部で22本、合計距離は322.61km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1427.47kmとなる。

画像: ラリー・フィンランドは中部にある学園都市ユバスキュラを中心に開催される。

ラリー・フィンランドは中部にある学園都市ユバスキュラを中心に開催される。

画像: ラリーはフィンランドの美しい森林地帯を駆け抜ける。

ラリーはフィンランドの美しい森林地帯を駆け抜ける。

2021年はトヨタのエバンスはヒョンデ勢を完封

2021年は例年とは異なり秋の開催となったが、最有力と見られていたロバンペラ(トヨタ)がクルマのフィーリングに不満を訴え序盤からペースが上がらず、選手権リーダーに立っていたセバスチャン・オジェ(トヨタ)も下位に低迷。

そんな中、エルフィン・エバンス(トヨタ)がヒョンデ勢の猛攻をしのぎ、チームの窮地を救う快走を見せて優勝した。

【参考】2021年 WRC第10戦ラリー・フィンランド 結果

1位 E.エバンス(トヨタ ヤリス WRC)2h19m13.7s
2位 O.タナック(ヒョンデ i20クーペ WRC)+14.1s
3位 C.ブリーン(ヒョンデ i20クーペ WRC)+42.2s
4位 E.ラッピ(トヨタ ヤリス WRC)+58.8s
5位 S.オジェ(トヨタ ヤリス WRC)+2m54.4s
6位 G.グリーンスミス(フォード フィエスタ WRC)+5m02.3s
7位 A.フルモー(フォード フィエスタ WRC)+6m22.9s
8位 T.スニネン(フォルクスワーゲン ポロGTI R5)+9m52.1s
9位 M.オストべルグ(シトロエン C3 Rally2)+10m07.8s
10位 E.リンドフォルム(シュコダ ファビア ラリー5 Evo)+10m52.8s

画像: 2021年のラリー・フィンランド。優勝したのはエルフィン・エバンス(トヨタ)だった。

2021年のラリー・フィンランド。優勝したのはエルフィン・エバンス(トヨタ)だった。

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