2022年8月16日(独・現地時間)、メルセデス・ベンツは、同社のBEV(電気自動車)シリーズの最新作「EQE SUV」のインテリアを先行公開。EQEベースのSUVモデル「EQE SUV」の全貌は、10月6日に世界に向けて発信される。
前衛さと伝統が融合した新世代インテリア
メルセデス・ベンツが推進するBEV(電気自動車)シリーズ「メルセデスEQ」。「EQA」、「EQB」、「EQC」、「EQE」、「EQS」、「EQS SUV」とそのラインナップを着実に拡大してきているが、EQEをベースとしたSUVモデル「EQE SUV」が新たに加わる。2022年10月16日(独・現地時間)にワールドプレミアされる予定だが、それを前にインテリアの公開が行われた。
キャビンの広さや使い勝手で、「EQS」ベースのSUV「EQS SUV」に勝るとも劣らないとアピールする「EQE SUV」のインテリアは、メルセデス・ベンツのデザインコンセプト「ハイパーアナローグ」にのっとたものとなる。「ハイパーアナローグ」とは、機械式とデジタルとのコントラストをテーマとした考え方だ。
インテリアでまず目に付くのが、お馴染みのジェットタービンをモチーフとしたベンチレーションの吹き出し口、そして特徴的なのがコンソールとインパネが一体化した造形だ。機能操作系は、ドアの開閉スイッチ及びシート操作スイッチと統合される。
インテリアカラーは、独特の空間を演出する5色の組み合わせを選択できる。その色調は、温かみとクールさを表現するもので、ブラウン系やグレー系、ブルー系、ブラック系が用意される。「前衛と伝統を兼ね備える」という考えに基づいてのことだという。
バックライト付き各部トリムには、立体的な見映えのウッドとアルミを組み合わせたものを採用。インテリアカラー同様に温かみとクールさを表現してのことだ。レザーカットされたオリジナルパターンは、このクルマに特別な雰囲気を与えている。