異次元のオープントップパフォーマンス
地面に低く構えるワイドなボディに、ヴァンテージ初となるパワフルな5.2L V12ツインターボエンジンを搭載した新型「V12ヴァンテージロードスター(V12 Vantage Roadster)」。
そのキーポイントはやはりフロントミッドに搭載された、圧倒的なパワーを発生するV12ツインターボエンジン。この5.2L 60度V12エンジンは、700ps/6500rpmの最高出力と753Nm/5500rpmの最大トルクを発生。そのパワーはZF製8速ATを介して後輪に送られ、0→60mph(0→96km/h)をわずか3.5秒で走り抜ける。最高速は322km/h、このスペックはオープントップスポーツカーの頂点に君臨するものだ。
その強力なパフォーマンスにあわせて、サスペンションはアダプティブダンパーに専用のチューンが施され、ブレーキには強力な制動力を誇る最新のカーボンセラミック・ブレーキ(CCB)が標準装備される。
オープンボディ化にあたっては、フロントバンパー、クラムシェルボンネット、フロントフェンダー、サイドシルなどをカーボンファイバー製とし、リアバンパーとデッキリッドには軽量な複合材を使うなどの軽量化も図られている。また、1mm厚の軽量ステンレススチール製の専用センターマウントツインエキゾーストシステムの採用により、軽量化とともに刺激的なサウンドにもこだわっている。
■アストンマーティン ロベルト・フェデリ チーフテクニカルオフィサーのコメント
「私たちは、V12ヴァンテージロードスターの開発にあたり、V12ヴァンテージeと同等のパフォーマンスとダイナミズムを実現する目標を掲げて懸命に作業に取り組んできました。その一方で、オープントップドライビングでのみ得られる刺激的でエキサイティングな走りによって、その目標をさらに上回ることに成功しました。歴代ヴァンテージロードスターのどのモデルよりも強大なパワーとトルク、精密なサスペンションキャリブレーションが施されたワイドトラックシャシ、量産型ヴァンテージロードスターの最大10倍にも達する強烈なダウンフォースなどによって、もっとも情熱的なお客様に訴求する、息を呑むようなマシンが誕生しました」