格段に増した上級感でそのデビュー以来、新型ディフェンダーは日本でも高い人気を保ち続けている。そしていよいよ導入がスタートしたニューレンジローバーにもいま、熱き視線が注がれている。(Motor Magazine2022年9月号より)

多様なパワートレーンが揃うレンジローバー

先ごろ、5代目となる新型レンジローバーをリリースしたランドローバー。モダンラグジュアリーをテーマに、シンプルで美しいデザインを突き詰めた内外装、そして「MLAフレックス」という名の新アーキテクチャーがもたらす快適で精度感の高い走りに生まれ変わったことは既報のとおりだ。 

画像: レンジローバー。最近のレンジローバーブランドに共通するのは、デザインとしてオフロードテイストを感じさせないことだ。ハイエンドモデルの定石ともいえる方向性である。(New 2022年1月17日発表)

レンジローバー。最近のレンジローバーブランドに共通するのは、デザインとしてオフロードテイストを感じさせないことだ。ハイエンドモデルの定石ともいえる方向性である。(New 2022年1月17日発表)

モデルはレンジローバー伝統の優雅な乗り心地を、直6モデルは既存のレンジローバースポーツを髣髴とする現代的なハンドリングを前面に押し出すという棲み分けができている点も注目される。なお現在、新規オーダーが殺到しているとのことなので、興味のある向きは早めにディーラーを訪れることをお勧めしておく。

この新型レンジローバーをベースとしたレンジローバースポーツも早々とデビューを果たした。レンジローバーに比べると全長が106mm短いレンジローバースポーツの走りが軽快なことはいうまでもないだろう。日本仕様は3L直6ターボエンジンを搭載、ローンチエディションはガソリンMHEV、カタログモデルはディーゼルMHEVと発表された。

セールス好調のディフェンダーには、8人乗りの130が追加された。これは110のオーバーハングを延長して3列目シートの装備を実現したもの。なお8人乗りとともに、5人乗りも設定される。(文:大谷達也/写真:ジャガー・ランドローバー)

画像: ディフェンダー 130。圧倒的な存在感で多くのユーザーを惹きつけてやまない新型ディフェンダー。110のリアオーバーハングを延長して、3列目シートと広大なラゲッジルームを装備した。(New 2022年6月7日発表)

ディフェンダー 130。圧倒的な存在感で多くのユーザーを惹きつけてやまない新型ディフェンダー。110のリアオーバーハングを延長して、3列目シートと広大なラゲッジルームを装備した。(New 2022年6月7日発表)

レンジローバー HSE D350 SWB主要諸元

全長×全幅×全高:5052×2047×1870mm
ホイールベース:2997mm
車両重量:2505kg
原動機種類:直6DOHCターボ+モーター
総排気量:2997cc
最高出力:258kW(350ps)
最大トルク:700Nm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:4WD

This article is a sponsored article by
''.