気になるジープの電動化。シボレーはICEのコルベットZ06に注目
2021年から22年にかけて、アメリカのブランドの動きがとても活発で、魅力的なモデルが登場した。
ジープは21年11月にラングラーをベースにしたピックアップトラックのグラディエーターを、日本でもデビューさせた。日本では希少なピックアップトラックということもあり、最初の日本への輸入割当台数である400台はわずか3カ月で完売となる人気ぶりだ。
さらに12月には日本に新型グランドチェロキーLを導入。このモデルは日本では初めて3列シートを備えるジープとなった。このほかの注目すべきジープの話題としては電動化が挙げられる。海外ではPHEVの導入を積極的に進めているが、日本ではどのように展開されていくのかが気になるところだ。
一方、シボレーはコルベットのトップモデルとなるZをアメリカで発表した。新開発された5.5L V8エンジンを搭載し、排気量を693ccダウンさせながら最高出力は標準車よりも176psもアップ。さらにハイパワー化と高速化に対応すべく、専用の空力パーツの追加やディメンジョンの変更などが加えられている。
コルベット Z06は、2022年夏頃から生産が開始されるとアナウンスされているが、日本への導入に関する発表はまだない。(文:Motor Magazine編集部 小泉優太/写真:伊藤嘉啓、GM)
■ジープ グラディエーター ルビコン 主要諸元
全長×全幅×全高:5600×1930×1850mm
ホイールベース:3490mm
車両重量:2280kg
エンジン種類:V6 DOHC
総排気量:3604cc
最高出力:209kW(284ps)/6400rpm
最大トルク:347Nm(35.4kgm)/4100rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:4WD
■シボレー コルベット Z06 主要諸元
全長×全幅×全高:4688×2025×1235mm
ホイールベース:2722mm
車両重量:1561kg(乾燥重量)
エンジン種類:V8 DOHC
総排気量:5.5L
最高出力:492kW(670ps)/8400rpm
最大トルク:623Nm(63.5kgm)/6300rpm
トランスミッション:8速DCT
駆動方式:MR