ペットとのクルマ旅行は、まだまだ大変なご様子
最近、全国のSA・PAにドッグランが併設されていることが少しずつ増えてきており、高速道路を利用した長距離移動でもわんちゃんのストレスを軽減させることができるようになってきている。が、肝心のクルマ本体のラインナップ・純正アクセサリーでペットに対応しているモデルはそこまで多くはないように感じる。
そんな中、ホンダ車の魅力を向上させる純正アクセサリーを提供しているホンダアクセスが、2022年10月6日に「秋レジャーと車中泊に関する調査2022」を実施した。その中に「愛犬とのレジャーに関する意識・実態」という項目があったので、まずはじめにこちらをご紹介したい(以下、数字は全て小数点以下を四捨五入して表記する)。
これまでに犬を飼った経験がある人のうち、「愛犬を連れてレジャーに行ったことがある」のは42%であり、約6割の人は愛犬と一緒にレジャーに行ったことがないということが判明した。
また今、犬を飼っている人のうち「今秋、愛犬を連れてレジャーに行きたい」のは71%を占めており、かなり率が高い。なかなか行けないけれど、本当は愛犬と一緒にレジャーを楽しみたいドッグオーナーは多いようだ。
愛犬と一緒にレジャーに行く際、愛犬のために気をつけたことに関しては、「トイレ」54%、「水分補給」46%、「暑さ・寒さ対策」40%と続いている。
クルマに関連することでは、「クルマ酔い」31%、「移動距離」31%、「クルマの乗せ方」30%であり、通常時よりも気を使って運転をする人が多いという結果になった。
ホンダアクセスは17年前から「ペット用純正アクセサリー」を発売していた!
ここで、わんこに配慮したクルマの話題に戻るとしよう。先日発売されたトヨタの新型シエンタは、犬と一緒にカーライフを楽しむ、ということをテーマにしたテレビCMを放映している。
しかし、実はホンダ(ホンダアクセス)はいち早くペット用純正アクセサリーの取り扱いを始めており、なんと2005年には車内を汚さないための「ペットシートマット」を発売していたのだ。以来17年間、製品企画・開発チームは愛犬家によって構成されており、愛犬家のユーザーの意見も反映させて地道な開発を続けてきた。実際に犬を乗せた際の困りごとを一つひとつ解決していく丁寧な製品ラインナップがなされているのも特徴である。
ちなみに、ホンダの車種ラインナップサイトを確認すると、各車種ともワンコに対応した純正アクセサリーに対応していると表記されている(2022年10月11日現在)。全部をご紹介すると長文になるので、今回は新型シエンタに対抗して同じミニバンで今年5月にフルモデルチェンジしたステップワゴンについて掘り下げてみよう。