スペシャル度数アップのエクステリア&インテリア
アウディのコンパクトSUV「Q3」をベースとした高性能バージョン「RS Q3」が誕生から10周年の節目を迎え、それを記念した限定555台のエディションパッケージが登場した。最高出力400ps、最大トルク480Nmを発生する2.5L直5DOHCターボと7速DCT、そして4WDというパワートレーンはそのままに、エクステリアとインテリアをスペシャルな佇まいとするものだ。
まずエクステリアだが、ボディカラーはデューシルバーマットとクロノスグレイの2色が用意される。前者は「RS Q3」初となる設定で後者はこのパッケージの限定色だ。足元に目をやれば、21インチアルミホイールを履き、ブレーキキャリパーは19インチのカーボンセラミックがオプションで用意される。
エクステリア全体のトーンは、ブラックもしくは、グロスブラックがアクセントとして効かされている。シングルフレームグリルしかり、フロントスポイラー、ルーフフレームしかりだ。
インテリアには、カッパーのステッチが施されたRSバケットシートが装着される。背あての部分はカーボンが使用されており、首元に配されたRSのエンブレムがなかなか印象的だ。「1/555」が表示されるカーボン調の10.1インチMMIディスプレイにも注目したい。555台限定パッケージだということ示しているのだ。ドアを開けると、3Dのレッドダイヤモンドが路面に写し出されるのも、このパッケージならではのものだ。
「RS Q3」の555台限定エディションパッケージは、通常のSUVタイプとクーペライクなスポーツバックどちらにも用意され、価格は5990ユーロ(約86万円)からとなる。ドイツでの発売は2022年10月末より予定されているが、日本向けの話はいまのとことアナウンスされていない。