パワートレーンは? 日本仕様の登場は?
インパネにはフル液晶ドライバーディスプレイとセンターディスプレイを一体化した大型パネルを採用し、ナビゲーションや路面状況など運転に必要な情報を3画面で表示可能として、先進性を表現しながら安心で快適な運転環境を提供する。また、コンパクトなサイズながら、十分なラゲッジルームを確保するなど実用性も追求している。リアシートも、ゆとりある足元スペースなどクラストップレベルの快適性を実現している。
滑りやすい路面で車両を安定させる制御や上質な乗り心地によって、乗る人すべてが快適に過ごせる。最低地上高をしっかりと確保し、ノーマル/ウエット/グラベル/マッドの4つのドライブモードを設定することで、さまざまな天候や路面でも安心・安全にドライブを楽しめる。三菱初採用となるウエットモードでは、スコールによる冠水路でも安心して走行できるなど、アセアンでの使い方を熟慮している。
三菱では、このコンパクトSUVを2023年度にベトナムを含むアセアン各国に順次投入していく。将来的には電動車の追加や、アセアン以外の地域にも展開する計画であり、アセアン戦略車から世界戦略車となり、三菱の販売を牽引するクロスオーバーMPV「エクスパンダー」のような主力車種に育てていきたいとしている。
今回の発表では、パワートレーンに関してはアナウンスされていないが、コメントやテールパイプを備えたリアビューから推測すると、エンジン車のようだ。将来的な電動車とは、三菱得意のPHEVだろうか。ひとつ気になるのは、車名の「XFC」。FCとはFuel Cell、つまり燃料電池を意味しているのではとも考えられるのだが・・・。
また、日本仕様に関してもアナウンスはない。サイズ的にはRVRくらいではないかと思われるので、その後継モデルとして考えれば、2022年9月にヨーロッパで発表された「ASX」より独創性があって人気を集めそうなのだが・・・。今後の三菱の動きに期待したい。