2022年10月27日、マセラティは新型グランカブリオ(Gran Cabrio)のプロトタイプがモデナの道を走行している画像を初公開した。
プロトタイプによる開発テストは初期段階に
グランカブリオは、マセラティ グラントゥーリズモのオープンモデルにあたる。フィクスドトップのクーペがグラントゥーリズモで、そのオープントップ バージョンがグランカブリオというわけだ。グラントゥーリズモは初代が2007年に発表され、2009年にグランカブリオの初代が発表された。
2代目となる新型グラントゥーリズモは、2022年10月3日に発表されたばかりだが、グランカブリオの新型も開発が進みつつあるようだ。今回公開された画像は、カモフラージュ塗装が施された新型グランカブリオのプロトタイプが、マセラティの本社があるモデナの街を走っているものだった。
新型グラントゥーリズモ同様、グランカブリオもマセラティ初の100%電動ソリューションを採用したクルマになるという。とはいえ、フルEVだけでなく、3L V6ツインターボの「ネットゥーノ」エンジン搭載車も設定されるのではと思われる。
新型グラントゥーリズモと新型グランカブリオは、⾰新性をブランドの本質とするマセラティが将来を⾒据えたモデルだ。この2台は、2030年までにマセラティの全⾞両を電動化モデルへと移⾏するフォルゴーレ戦略の第⼀歩となる。
新型グランカブリオは、2023年に発売予定だ。それに先がけ、プロトタイプモデルは最終調整に必要なデータを収集するため、さまざまな使⽤条件下で公道やサーキットを試⾛している。