既に米国ではキャンセル待ち状態・・・!?
ハーヴェイは、さらに続けた。
「セレスティックは、これまでのキャデラックにはないモデルであり、カスタマー エクスペリエンスも同様に卓越しています。それぞれのクルマは、最先端のテクノロジーを駆使し、お客様の個性を表現しており、ドライビングエクスペリエンスをパーソナルで満足感あるものにします」
セレスティックのアウトラインを簡単に紹介しておこう。外寸やホイールベースなどのサイズは公表されていないが、スタイリングは大胆なファストバックだ。EVだがキャデラックらしいグリルを備え、エッジも効かせている。ボディ外板やアンダーボディにはアルミ合金も用いられ、また3Dプリンターで製造したパーツも使われている。
インテリアはエクステリア以上に超豪華で、手作業で仕上げられた本革や金属など、本物の素材が用いられている。インパネには55インチもあるHDディスプレイ、フロントコンソールには11インチのタッチスクリーン、そしてリアコンソールにも8インチのタッチスクリーンが採用されている。
パワートレーンは、111kWhのバッテリーパックと2基のモーターを搭載し、4輪を駆動する。システム最高出力は600hp、最大トルクは868Nmを発生し、フル充電状態での走行可能距離は300マイル(483km)とされている。0→60mph(約96km/h)加速は、3.8秒。ワンペダルでの運転も可能だ。アダプティブ エアサスペンションや後輪操舵も備え、格納式のリアスポイラーも装備する。タイヤは23インチ!のミシュラン パイロットスポーツEVを装着している。
セレスティックは2023年12月に生産が開始される予定だ。米国での希望小売価格は30万ドル(約4500万円)以上からとなり、パーソナライズのレベルに応じて上昇する。だが、セレスティックの受注状況は既にキャンセル待ち状態になっているという・・・!
なお、GMジャパンでは「セレスティックの日本導入時期は未定」としている。