2022年12月8日、日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考会が行われて「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「2022-2023インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、またデザインやテクノロジーなどの各部門賞の授賞式も行われた。

電気自動車(BEV)がダブルで受賞

2021年11月1日〜2022年10月31日の期間に発表・発売された乗用車48モデルをノミネート車として、11月4日に「10ベストカー」を選出。この10ベストカー選考にあたって得票数10位のモデルが2台あったため、11台をもって最終選考会が行われた。

60名の選考委員はそれぞれ25点の持ち点があり、1台に必ず10点を入れ、それ以外の4台に残りの15点を割り振るという方式。60名のうち23名が日産 サクラ/三菱 eKクロスEVに10点を入れて、合計399点に。イヤーカーとなる「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を授賞した。

授賞理由ついて「革新的なエクステリア/インテリアデザインとともにバッテリーEVとして、498km~618km(WLTCモード)という実用的な航続距離や卓越した動力性能のほか、充実した快適装備や安全装備、V2Hや室内/外V2Lにも対応している点などが評価された。さらに、ステアリングのパドルシフトレバーで回生制動量を変更できる点も、走りの楽しさを高めてくれるポイントとして指摘する声が多かった」としている。

画像: インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したヒョンデ アイオニック5(ヒョンデ モビリティ ジャパン)。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したヒョンデ アイオニック5(ヒョンデ モビリティ ジャパン)。

2位にはホンダ シビックe:HEV/シビックタイプRが320点で、3位にトヨタ クラウンが236点で続く結果となったが、輸入車に送られる「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」にヒョンデ アイオニック5が選出されたことで、電気自動車2モデル(正確には3モデルだが)が選ばれたことになる。

日本における電気自動車普及に多くの課題があると言われているが、この結果からもユーザーの意識が少しずつ変わっていくのかもしれない。

ちなみに前回、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーは日産 ノート/ノート オーラだったことから、日産は2年連続で授賞したことになる。

2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー得点表

1位:日産 サクラ(日産自動車)/三菱 eKクロスEV(三菱自動車工業)399点
2位:ホンダ シビック e:HEV/シビックタイプR (本田技研工業)320点
3位:トヨタ クラウン (トヨタ自動車)236点
4位:マツダ CX-60 e-SKYACTIV D 3.3 (マツダ)141点
5位:日産 エクストレイル (日産自動車)84点
6位:ヒョンデ IONIQ 5 (ヒョンデ モビリティ ジャパン)75点
7位:日産 フェアレディZ (日産自動車)72点
8位:ルノー アルカナ (ルノー・ジャポン)70点
9位:BMW iX (ビー・エム・ダブリュー)45点
10位:ランドローバー レンジローバー (ジャガー・ランドローバー・ジャパン)30点
11位:スズキ アルト (スズキ)28点

日本カー・オブ・ザ・イヤー

日産 サクラ(日産自動車)/三菱 eKクロスEV(三菱自動車工業)

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー

ヒョンデ アイオニック5(ヒョンデ モビリティ ジャパン)

デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー

BMW iX(ビー・エム・ダブリュー)

テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー

日産 エクストレイル(日産自動車)

パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー

ホンダ シビック e:HEV/シビック タイプR(本田技研工業)

K CAR オブ・ザ・イヤー

日産 サクラ(日産自動車)/三菱 eKクロスEV(三菱自動車工業)

This article is a sponsored article by
''.