2022年12月22日(独・現地時間)、メルセデス・ベンツは、世界限定150台販売の至高のモデル「メルセデスマイバッハSクラス オート ヴォアチュール(Haute Voiture)」の発表を行った。
ふんだんに取り込まれた「オートクチュール」の世界観
メルセデス・ベンツの最上級モデル「メルセデスマイバッハSクラス」から、世界に限定150台しかない特別なモデル「メルセデスマイバッハSクラス オート ヴォアチュール(Haute Voiture)」が登場した。
「オート ヴォアチュール」とはフランス語で高級な馬車という意味で、その語感から想像できるかもしれないが、同じく高級仕立ての一点ものを示す「オートクチュール」のコンセプトのもとに、誕生したモデルだ。ベースは、6L V12ツインターボ(612ps/900Nm)搭載の「メルセデスマイバッハ Sクラス S680 4マティック」だ。
さて、その「メルセデスマイバッハSクラス オート ヴォアチュール」だが、まず圧倒させるのがブルー&ローズゴールドのボディカラーだ。気品とゴージャス感が見事に調和しており、いつまで見ていても飽きがこない。
ドアを開けるとその車内はまさにアナザーワールド
インテリアの特別感は、もしかするとエクステリアのインパクトを凌ぐ。
ブルーやベージュ、ローズゴールド、ゴールドシェードの糸が複雑に織り込まれたシートカバーやクッションが独特な世界観を醸し出している。しかし、主役はクリスタルホワイトレザーのシートだ。
いったい誰が座るのだろうと、想像したくなる贅沢な佇まいに、ただただ目を見張るばかりだ。これが「オートクチュール」のスピリットなのだろう。ちなみに、クリスタルホワイトレザーは、コンソールやドアパネルなどにも使われている。
ため息しかできない「メルセデスマイバッハSクラスオート ヴォアチュール」だが、販売は2023年の早い時期から開始されるという。