1.6Lエンジンで304psを誇る「GRカローラ」は、抽選申し込み受付開始から2週間が経過した。「RZ」と2シーター化で30kg軽量化した「モリゾウエディション」のどちらが人気なのか、Webモーターマガジン読者のチョイスやいかに。
結果発表の前に、「GRカローラ」のおさらい
「GRカローラ」は、モリゾウこと章男社長の強い想いから開発されたモデルで、エンジンはGRヤリスに搭載されている1.6L直列3気筒ターボエンジンの強化版。高出力に対応できるように、ピストンの強化、センターマフラーの追加、排気効率の向上を施したことで、最高出力224kW（304ps）を達成しています。
GRヤリスの272psから32psアップして304psを達成。「モリゾウエディション」はトルクも400Nmに向上しています。
今回は「RZ」と「モリゾウエディション」の2グレードが用意され、「RZ」が標準モデル、「モリゾウエディション」はスパルタンな2シーター化が施された軽量モデルです。
「モリゾウエディション」の「RZ」グレードとの違いは、以下の通り。
・リアシートを撤去し2シーター化したことで、30kg軽量化。
・最大トルクがRZの370Nmから400Nmへ向上。
・構造用接着剤の追加塗布とボディ補強ブレース追加でボディ剛性アップ
・ディファレンシャルギアのローギアード化と1〜3速のクロスギアレシオ化
・タイヤ幅を10mmアップ
・セミバケットシートの採用
特別装備とは関係ありませんが、個人的に「モリゾウエディション」の面白いと思うポイントは、後部座席を撤去して2シーターに改造することで、軽量化を達成しているものの、2ドア化はされていないことです。確かに、リアシートがなくなったことで生まれたスペースへの荷物の積載には便利だと思いますが、「GRカローラ」を知らない人が初めて乗ったら間違いなく混乱することでしょう。
リアシートがないのに、サイドドアは4ドアのまま。タイヤを4本積めるのでサーキット走行には便利ではあります。
