2023年1月19-22日、WRC世界ラリー選手権開幕戦ラリー・モンテカルロがモナコを起点に開催され、トヨタのセバスチャン・オジェが優勝、2位にトヨタのカッレ・ロバンペラ、3位にはヒョンデのティエリー・ヌーヴィルが入った。勝田貴元(トヨタ)は6位でフィニッシュしている。

勝田貴元は6位で勝負の年をスタート

そのオジェと2023年はワークスノミネートを分け合うことが決まっている勝田貴元は、木曜日夜のSS2でハンドブレーキが効かないというトラブルでタイムロスするという厳しいスタート。

しかし、金曜日以降はペースを取り戻し、ひとつひとつ順位を上げて6番手に浮上。日曜日SS17では2番手タイムを記録し、その時点で総合5位のオィット・タナックに0.1秒差に迫ったが、最終ステージで左リアをヒットして追い上げならず。

それでもそこまでのマージンが効いて6番手のポジションを守り切ってフィニッシュ。初めてのワークスノミネートという大役が回ってくる次戦スウェーデンに向けて、まずは期待の持てるパフォーマンスと結果を残した。

その第2戦ラリー・スウェーデンは、2月9~12日、同国北部のウメアを起点に開催される。ラリー・スウェーデンは雪と氷に覆われた森林地帯が舞台となる今シーズン唯一のフルスノーイベントで、平均速度が非常に高いハイスピードラリーとなる。

画像: 勝田はSS2でトラブルで大幅にタイムを失うなど不運もあったが、6位でフィニッシュした。

勝田はSS2でトラブルで大幅にタイムを失うなど不運もあったが、6位でフィニッシュした。

画像: 初日のSS1で4番手タイムを記録するなど、走り始めから上位を争うことができるスピードを示した勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)。

初日のSS1で4番手タイムを記録するなど、走り始めから上位を争うことができるスピードを示した勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)。

■2023年 WRC第1戦ラリー・モンテカルロ 結果

1位:S.オジェ(トヨタ GRヤリス ラリー1)3h12m2.8s
2位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)+18.8s
3位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20 N ラリー1)+44.6s
4位:E.エバンス(トヨタ GRヤリス ラリー1)+1m12.4s
5位:O.タナック(フォード プーマ ラリー1)+2m34.9s
6位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)+3m32.6s
7位:D.ソルド(ヒョンデ i20 N ラリー1)+3m47.5s
8位:E.ラッピ(ヒョンデ i20 N ラリー1)+3m51.3s
9位:N.グライジン(シュコダ・ファビア RS ラリー2) +10m03.4s
10位: Y.ロッセル(シトロエン C3 ラリー2) +10m07.9s

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