2023年1月24日、ダイハツ工業(以下、ダイハツ)は、軽乗用車のタント、タフト、ムーヴキャンバスにアイドリングストップレス仕様(エコアイドル非装着車)のグレードを設定し、4月11日から発売する。
部品供給不足による生産遅れの改善を図る
ダイハツだけでなく、いまや世界中の多くの自動車メーカーが、世界的な半導体不足やコロナ感染拡大等の複合的な要因に伴う部品供給不足により、多くの車種で生産遅れが発生している。ダイハツでは、これまでも代替部品への切り替えなど、さまざまな対策を講じてきた。
しかし、依然として部品供給見通しが不透明であることから、一日でも早く商品を届けられるようにと、アイドリングストップレス仕様の新グレードを追加設定し、選択できるようにした。
車種によるが、アイドリングストップレス仕様はアイドリングストップ付きの仕様に対し、WLTCモードで約2〜3km/Lほど燃費は悪化する。燃費と、納期と、経済性と、ユーザーはそのバランスを考えながらクルマ選びをしなければならないのは、なかなか難しい選択かもしれない。
今回、アイドリングストップレス仕様(エコアイドル非装着車)を設定するのは、軽乗用車のタント(フレンドシップシリーズを除く)、タフト、ムーヴキャンバスの3車種。車両価格(税込)は以下のとおりで、いずれもアイドリングストップ付きの仕様に対し、各グレードで一律3万3000円安となっている。
なお、価格はメーカー希望小売価格(税込)の参考価格で、価格は販売会社が独自に定めているので、詳しくは販売会社に尋ねて欲しい。
ダイハツ アイドリングストップレス仕様 主要車両価格
●タント
L(2WD):135万3000円〜カスタムRS(4WD):195万8000円
●タフト
X(2WD):132万円〜Gターボ ダーククロム ベンチャー(4WD):177万1000円
●ムーヴキャンバス
セオリーX/ストライプスX(2WD):146万3000円〜セオリーGターボ/ストライプスGターボ(4WD):188万6500円