2023年2月8日(ドイツ現地時間)、BMWはSAV(スポーツ アクティビティ ビークル)のX5と、SAC(スポーツ アクティビティ クーペ)のX6を大幅にアップデートして発表した。日本仕様に関しては、まだアナウンスはされていない。

新V8エンジンにはMツインパワーターボを採用

画像: 4.4L V8 ガソリンエンジン

4.4L V8 ガソリンエンジン

BMW M GmbH のハイパフォーマンスモデルのパワーユニットから派生した、新しい4.4L V8 ガソリンエンジンは、Mツインパワーターボ テクノロジーとクロスバンク エキゾーストマニホールドを採用し、390kW(530hp)と780Nmを発生。印象的なパフォーマンス特性を実現している。

この最新バージョンの8気筒エンジンは、X5 M60i xドライブとX6 M60i xドライブに搭載され、0→100km/h加速は4.3秒を達成する。

最新世代の直列6気筒ガソリンエンジン

画像: 3.0L 直6ガソリンエンジン

3.0L 直6ガソリンエンジン

X5 xドライブ40iおよびX6 xドライブ40iに搭載される3.0L 直6ガソリンエンジンは、燃焼プロセス、吸排気、バルブ制御、噴射および点火システムなどを改良した最新世代のものだ。WLTPサイクルの複合燃費では、X5 xドライブ40iは10.1〜11.8km/L、X6 xドライブ40iは10.4〜11.8km/Lを達成している。

最高出力は280kW(380hp)、最大トルクは520Nmで、従来モデルより35kW(47hp)と70Nmアップしている。マイルドハイブリッドの採用で、最大トルクは540Nmまでアップする。X5 xドライブ40iおよびX6 xドライブ40iとも、0→100km/h加速は5.4秒でこなす。

直6ディーゼルエンジンはディテールアップ

画像: 直列6気筒ディーゼルエンジン

直列6気筒ディーゼルエンジン

X5 xドライブ30dおよびX6 xドライブ30dに搭載される直列6気筒ディーゼルエンジンは、アルミニウム部品の代わりにスチール製ピストン、最適化されたオイル分離プロセス、ソレノイドバルブ インジェクターを備えた新しいコモンレール直接噴射システムなどを採用。

WLTPサイクルの複合燃費で、X5 xドライブ30dは12.2〜14.1km/L、X6 xドライブ30dは12.7〜14.3km/Lを達成している。マイルドハイブリッドシステムも採用し、システムで219kW(298hp)と670Nmを発生。これにより、X5 xドライブ30dおよびX6 xドライブ30dはいずれも0→100km/h加速を6.1秒でこなす。

プレミアムSUVセグメントのリーダーシップを維持するために

画像: X5 xドライブ50eのシート

X5 xドライブ50eのシート

パワートレーン以外でも、自動運転と駐車のための新しいシステムや、BMW オペレーティング システム8に基づく、BMW カーブドディスプレイを備えた完全デジタルの「iドライブ」制御/操作システムなども採用されている。

こうしたアップデートにより、X5とX6はプレミアムSUVセグメントで世界のマーケットにおいてリーダーシップを維持するのに必要なものを得て、他のプレミアム メーカー(とくにドイツの)競合他社よりも先んじてナンバーワンの地位を確保することを目指している。

新しいX5とX6は、米国のスパルタンバーグにあるBMWグループの工場で製造され、2023年4月からグローバルに発売される。なお、前述のように日本仕様に関しては、現段階では導入時期やラインナップなどは未定だ。

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