「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、メルセデス・ベンツ Cクラス クーペだ。

メルセデス・ベンツ Cクラス クーペ(2011年:ビッグマイナーチェンジ)

画像: C250ではAMGデザインのドレスアップパーツやアルミホイール、スポーツサスペンションなどを標準装備する。

C250ではAMGデザインのドレスアップパーツやアルミホイール、スポーツサスペンションなどを標準装備する。

以前にC63AMGの試乗記は紹介したが、今回は「普通の」クーペに試乗した。スタイリッシュなデザインにアイドリングストップ機能付きのダウンサイジングターボを搭載し、女性にも薦められるプレミアムクーペに仕上がっている。

ビッグマイナーチェンジにもかかわらず、その完成度の高さから2011-2012 日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したCクラス。そのクーペなのだから、出来が良いことは間違いないだろう。

今回試乗したグレードは、C180クーペとC63AMGクーペとの間に位置するC250クーペ。パワートレーンは1.8Lの直列4気筒直噴ターボ+7速ATのアイドリングストップ機構付きとなる。この組み合わせはC180、C250ともに同じなのだが、パワースペックはC180が156ps/250Nmなのに対してC250は204ps/310Nmと、けっこう差が大きい。

また足まわりも、走行状態に合わせてダンパー減衰力特性を制御する電子制御式可変ダンパー「ダイナミックハンドリングパッケージ」や、13.5というクイックなギアレシオのパラメーターステアリングや18インチのタイヤ&ホイールが標準装備されている。さらに、エコカー減税も適応されるなど、C250の方が車両価格は163万円ほど高いのだが、まあ仕方ないのかな・・・と納得できるほどの走り味を、C250クーペはもたらしてくれた。

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