2023年3月1日、トヨタは新型プリウスのプラグインハイブリッド車(PHEV)をZグレードに設定し、3月15日に発売する。

停電や災害などの非常時にクルマを電源として活用できる

また、レジャーやアウトドアで役立つ、バッテリーにためた電力を外部に給電できる「EV給電モード」に加え、停電や災害などの非常時にクルマを電源として活用できる「HEV給電モード」を設定。HEV給電モードでは、はじめはバッテリーのみで給電し、バッテリーが一定の残量を下回るとエンジンがかかり給電を継続。バッテリー満充電・ガソリン満タンの状態から約5日分の電力を供給可能(1日あたり10kWh、1時間あたり400Wで計算)としている。

画像: 内装色は、写真のマチュアレッドとグラディエントブラックを設定。

内装色は、写真のマチュアレッドとグラディエントブラックを設定。

給電用の装備として、室内への虫などの侵入や雨天での雨水の侵入を防ぐ外部給電アタッチメントを標準で装備し、ドアガラスを閉じたままでの外部給電を可能とした。また、付属のヴィークルパワーコネクターを充電インレットに差し込むことで、100V/1500Wの外部給電コンセントとしても活用できる。

さらに、太陽光を効率よく電力に変換し、1年間でEV走行1250km分に相当する電力を生み出す第2世代の「ソーラー発電システム」をメーカーオプションで設定。高効率ソーラーパネルを車両ルーフに搭載し、充電スタンドがない駐車場や災害等で停電した場合でも、太陽光さえあれば充電できる。ソーラーパネルで発電した電力は、駐車中は駆動用バッテリーへ充電し、走行だけでなくエアコンなどさまざまな機能に電力を供給。走行中は補機バッテリー系統に給電することで駆動用バッテリーの消費を低減する。

普通充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」も搭載。エンジンをかけずに車内で快適に過ごすことができ、車内をもう1つの部屋としてテレワークや休憩などに活用できる。

新型プリウス PHEVのエクステリアは基本的にHEVと同じデザインだが、細部の造形や配色を変えることでそれぞれの個性を表現している。PHEV専用のデザインとして、ハイパフォーマンスな走りを予感させるスポーティかつダイナミックな造形の19インチ アルミホイール、先進性を強調する金属調シルバー塗装のロアグリルとグレースモークカラーのテールランプを採用している。

車両価格(税込)は、460万円。駆動方式は2WD(FF)のみ。月販基準台数は450台/月。ちなみに、HEVのプリウスは月販基準台数が4300台/月。HEVだけでなく、PHEVのプリウスも人気が集中することは予想される。少しでも早く手に入れたい人は、まずはお近くの販売店で相談してみることだろう。

画像: プリウス Z(PHEV)。ボディカラーは、エモーショナルレッドII(オプション装着車)。

プリウス Z(PHEV)。ボディカラーは、エモーショナルレッドII(オプション装着車)。

トヨタ プリウス Z(PHEV) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4600×1780×1430mm
●ホイールベース:2750mm
●車両重量:1570kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1986cc
●最高出力:110kW(151ps)/6000rpm
●最大トルク:188Nm(19.2kgm)/4400−5200rpm
●モーター最高出力:120kW(163ps)
●モーター最大トルク:208Nm(21.2kgm)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・40L
●WLTCモード燃費:26.0km/L
●EV走行換算距離:87km
●タイヤサイズ:195/50R19
●車両価格(税込):460万円

This article is a sponsored article by
''.