2023年4月2日(現地時間)、F1第3戦オーストラリアGPがアルバートパーク・サーキットで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にはメルセデスのルイス・ハミルトン、3位にはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが入った。角田裕毅(アルファタウリ)は10位に入り、今季初ポイントを獲得した。

復活のメルセデス、ハミルトンが今季初表彰台

スタート直後の1-2体制こそ不運の赤旗とレッドブルの驚速によって崩され、ラッセルはパワーユニットトラブルによって沈んでしまったが、生き残ったハミルトンが、粘りの走りで2位に入った。

画像: 今季初ポイントを獲得した角田裕毅(アルファタウリ)。最後のリスタートで11番グリッドとなったのは惜しかった。

今季初ポイントを獲得した角田裕毅(アルファタウリ)。最後のリスタートで11番グリッドとなったのは惜しかった。

とくに見せ場を作ったのが、2番手に落ちてからの後続のアロンソとのバトル。一時はアストンマーティン優勢かと思われる局面もあったが、ハミルトンはうまくタイヤをマネージメントし、“攻略圏内”にアロンソを入れさせず、チャンピオン同士の対決に競り勝った。

3戦目にしてようやく自身とチームにとってのシーズン初表彰台を獲得したハミルトンはこの好結果に笑顔。「ストレートスピードではまだレッドブルに敵わないけど、差を詰めていけると思う。長くて、タフな戦いになるけどね」と今後の戦いにも意欲を漲らせていた。

角田裕毅(アルファタウリ)は2回目のリスタートの直後に再び赤旗が出た時に5番手につけていたが、なぜか最後のリスタート順が2回目のリスタート順となったため11番手スタートとなり、結局10位でフィニッシュした。

タイヤを供給するピレリは「レース戦略はセーフティカーと赤旗中断によって影響を受けました。トップ3 名はミディアムタイヤでスタートし、最初の赤旗中断でハードに交換、最後の3周はソフトタイヤで走行しました。スターティンググリッドで3種類のタイヤをすべて見ることになりましたが、ハードタイヤは長いスティントでしっかりと機能。レッドブルのセルジオ ペレスは、ハードタイヤでファステストラップを記録し ています」とレースを振り返っている。

次戦第4戦アゼルバイジャンGPは、3週間のインターバルをはさんで、4月28日に首都バクーのシティサーキットで開幕する。

画像: オーストラリアGPの各ドライバーのタイヤ戦略。セーフティカーと赤旗中断がタイヤ交換のタイミングとなった。

オーストラリアGPの各ドライバーのタイヤ戦略。セーフティカーと赤旗中断がタイヤ交換のタイミングとなった。

2023年F1第3戦オーストラリアGP 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) 58周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+0.179s
3位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+0.769s
4位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+3.082s
5位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT) +3.320s
6位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+3.701ss
7位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+4.939s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+5.382s
9位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)+5.713s
10位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+6.052s
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15位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)
・ファステストラップ: 11 S.ペレス(レッドブル)1:20.235

2023年F1ドライバーズランキング(第3戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)69
2位 S.ペレス(レッドブル)54
3位 F.アロンソ(アストンマーティン)45
4位 L.ハミルトン(メルセデス)38
5位 C.サインツ(フェラーリ)20
6位 L.ストロール(アストンマーティン)20

2023年F1コンストラクターズランキング(第3戦終了時)

1位 レッドブル 123
2位 アストンマーティン 65
3位 メルセデス 56
4位 フェラーリ 26
5位 マクラーレン 12

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