2023年4月13日、日産自動車(以下、日産)はミドルクラス ミニバン「セレナ」のe-POWERを4月20日から発売すると発表した。2月末から受注を開始しており、既に2万台を突破しているという。

セレナの累計販売台数は200万台に到達

日産のミドルクラス ミニバン「セレナ」は2022年11月に現行型の6代目へとフルモデルチェンジを果たした。待望のe-POWER車は2023年春に発売とアナウンスされ、同年2月末から受注が開始されていた。

画像: セレナ e-POWERのカットモデル。エンジンで発電した電気でモーターを駆動する。

セレナ e-POWERのカットモデル。エンジンで発電した電気でモーターを駆動する。

今回、発売が開始されるe-POWERは、新開発の1.4L e-POWER専用エンジンを組み合わせた第2世代の「e-POWER」を搭載し、よりパワフルで気持ちの良い加速性能や、高い静粛性を実現している。カスタムカー「AUTECH」や、幅広いニーズに対応する福祉車両、車中泊仕様車「マルチベッド」など、特装車にも幅広くe-POWER車をラインアップしている。

セレナ e-POWERへの期待は高いようで、4月12日時点で受注台数は2万410台に達している(日産調べ)という。セレナを選んだユーザーの約半数以上がe-POWERを注文しており、15%以上が最上位グレードのLUXION(ルキシオン)を選択されている。ボディカラーは、プリズムホワイトが1番の人気カラーで、次いでダイヤモンドブラック、2トーンではプリズムホワイト/スーパーブラックが好評だそうだ。ちなみに、セレナは全パワートレーンの国内累計販売台数が200万台に到達した。

また、セレナ e-POWERには、センターピラー インナーなど複数の骨格車体部品に、製造時のCO2排出量をマスバランス方式(製品の製造工程において、低CO2品などある特性を持った原料とそうでない原料とが混在する場合、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性を割り当てる手法)により100%削減した、低CO2高炉鋼材を新採用している。

車両搭載のテレマティクス技術を活用した自動車保険プランを本格導入

画像: ノート e-POWER ルキシオンのインテリア。

ノート e-POWER ルキシオンのインテリア。

さらに日産は、金融子会社の日産フィナンシャルサービスと、パートナーの損害保険ジャパンと共同で開発した、車両搭載のテレマティクス技術を活用した自動車保険プラン「日産カーライフ保険プラン つながるあんしんプラス」を、セレナ e-POWERより本格導入する。これは「日産カーライフ保険プラン」が提供する従来内容に「安全運転アシストサービス」と「緊急対応トータルサポート」という2つを加えた新たな保険サービスだ。

「安全運転アシストサービス」は、テレマティクス技術により車両から取得した走行データに基づき、ユーザーの運転挙動をスコア化することで安全運転に対する意識を高めるとともに、スコア結果によって保険料が割引になる。また「緊急対応トータルサポート」は、万が一の事故の際に、緊急対応(救援機関への連絡)からレッカー手配、保険会社への事故報告まで、一気通貫してユーザーをサポートする。

セレナ e-POWERのグレードと車両価格(税込)は、以下のとおり。駆動方式は、すべてFFのみとなる。「AUTECH」などのカスタムカーや特装車に関しては、日産モータースポーツ&カスタマイズのWebサイトを参照されたい。

日産 セレナ e-POWER グレードと車両価格(税込)

●X(8人乗り):319万8800円
●XV(8人乗り):349万9100円
●ハイウェイスターV(8人乗り):368万6100円
●ルキシオン(7人乗り):479万8200円

日産 セレナ eパワー ルキシオン 主要諸元

●全長×全幅×全高:4765×1715×1885mm
●ホイールベース:2870mm
●車両重量:1850kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1433cc
●最高出力:72kW(98ps)/5600rpm
●最大トルク:123Nm(12.5kgm)/5600rpm
●モーター最高出力:120kW(163ps)
●モーター最大トルク:315Nm(32.1kgm)
●トランスミッション:なし
●駆動方式:FWD
●燃料・タンク容量:レギュラー・52L
●WLTCモード燃費:18.4km/L
●タイヤサイズ:205/65R16
●車両価格(税込):479万8200円

This article is a sponsored article by
''.