2023年5月16日、ヒョンデ モビリティ ジャパンは今後の戦略について発表するHyundai Brand Dayを開催した。その中で、ヒョンデが2022年から日本で販売している電気自動車「IONIQ 5(アイオニック5)」の100台限定車「アイオニック5 リミテッドエディション」と、新たなカーライフをサポートするサービス「ヒョンデ アシュアランス プログラム(Hyundai Assurance Program)」を発表した。

3年目の車検費用が無償になる「ヒョンデ アシュアランス プログラム」を発表

画像: 松本知之氏(ヒョンデモビリティジャパン乗用車事業室ディレクター)によるプログラムの説明。アシュアランスという言葉に、ヒョンデに対する安心や自信、確信を感じてもらいたいという思いが込められているという。

松本知之氏(ヒョンデモビリティジャパン乗用車事業室ディレクター)によるプログラムの説明。アシュアランスという言葉に、ヒョンデに対する安心や自信、確信を感じてもらいたいという思いが込められているという。

電気自動車に限らず、すべてのクルマにとって車体の損傷や車検などメンテナンスに費用がかかるのは当たり前のこと。ヒョンデはその負担を取り除いてユーザーがカーライフに集中することができるように新たなカーサポートプログラム「ヒョンデ アシュアランス プログラム」を発表した。

このプログラムはクルマの健康状態に関して行う「ヘルスケア」と、車両の損傷や傷に関して行う「スタイルケア」の2つに分けられる。このプログラムはヒョンデの新車に標準で付帯するサービスであるが、ヘルスケアについては既納車にも無償適用される。

ヘルスケアの具体的な内容は、新車登録から2年目までの法定点検の基本料金に加えて、3年目の車検基本料金と完成検査費用、継続登録費用をヒョンデが負担するというものだ。さらに、3年目の車検の際に電気自動車のバッテリーを冷却するバッテリークーラントも無償交換される。

画像: ヘルスケアは新車登録から36カ月間、法定点検や車検費用、そしてバッテリークーラントの無償交換など安心してカーライフを楽しめるサポートをしてくれる。

ヘルスケアは新車登録から36カ月間、法定点検や車検費用、そしてバッテリークーラントの無償交換など安心してカーライフを楽しめるサポートをしてくれる。

一方のスタイルケアは新車登録から3年間、バンパーやドアミラー、フロントガラスにタイヤ2本まで、破損時に無償で修理するサービスだ。いつまでも新車の状態をそのまま維持したいというニーズに応えたもので、1年に1件で年間最大10万円分まで保証する。

画像: スタイルケアはバンパー、ドアミラー、フロントガラス、そしてタイヤの損傷に関する修理を1年に1回までサポートしてくれる。

スタイルケアはバンパー、ドアミラー、フロントガラス、そしてタイヤの損傷に関する修理を1年に1回までサポートしてくれる。

KONA エレクトリック、アイオニック5 Nが日本導入。いずれも2023年下半期から

画像: KONA エレクトリックのカモフラージュ仕様。この車両で2023年秋の日本導入に向けたテストを行っている。街のどこかで見かけたことがある人もいるだろう。

KONA エレクトリックのカモフラージュ仕様。この車両で2023年秋の日本導入に向けたテストを行っている。街のどこかで見かけたことがある人もいるだろう。

ヒョンデは2023年3月7日にワールドプレミアした小型SUVの電気自動車「KONA エレクトリック」と、高性能モデル「アイオニック5 N」を2023年下半期に日本へ導入することを発表した。前者は6月に渋谷で展示を企画しているという。

また今回のイベント会場には、2022年7月にワールドプレミアした最新モデル「アイオニック 6」が展示されていた。残念ながら日本導入にまつわる明言はされなかったが、今後日本の様々な場所で展示や試乗会を展開する予定だという。

画像: 会場ではアイオニック6の姿も見ることができた。日本導入は未定だというが、今後各地で展示や試乗会を開催する予定だ。

会場ではアイオニック6の姿も見ることができた。日本導入は未定だというが、今後各地で展示や試乗会を開催する予定だ。

日本における乗用車市場復活から1年、ヒョンデの勢いは2023年以降もとどまる気配がない。今後の展開に大きく期待したい。

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