2023年5月18日、フェラーリは同年3月にワールドプレミアした「ローマ スパイダー」を日本で初公開した。2019年11月に世界に衝撃を与えたフェラーリ ローマの登場から3年半が経過して、新たに加わったローマ スパイダーの魅力をレポートする。

気になる日本での価格は3280万円。価格差に相応しい「世界観」をまとう

画像: 写真はフェデリコ・パストレッリ氏(フェラーリ・ジャパン 代表取締役社長) と日本初公開のローマ スパイダー

写真はフェデリコ・パストレッリ氏(フェラーリ・ジャパン 代表取締役社長) と日本初公開のローマ スパイダー

フェラーリ ローマ スパイダーの日本価格は税込で3280万円。ローマが日本上陸した2020年当時は発売価格が2682万円だったため、オープンモデルとの価格差は大きい。

実は今回日本で公開されたローマ スパイダーを、事前にスタジオで実車確認をする機会があった。初めて実車を目の当たりしたときに、私はクーペモデルかと一瞬思った。なぜならその会場は撮影用に薄暗く、幌が閉じた状態だったため、オープンボディであることが確認できなかったためである。

しかしスタジオ内に照明が灯され、幌が開くと明らかにクーペモデルと異なる存在感を示した。当然オープン状態では内装が外からよく見えるため、美しいインテリアだとすぐにわかる上、クーペには無いリアシート上端まで続くラインがフロントに向かって傾斜するまっすぐなラインは非常に印象的だった。

スタジオで見た屋内で感じた姿と、発表会当日の明るい日差しの下で見る姿は、雰囲気を異にしていてとても興味深く感じた。光が当たるとボディの陰影がよりハッキリとするため美しいボディラインがより強調されて、筋肉質な雰囲気さえ漂わせていた。

クーペとは約600万円の価格差がついているが、この優雅なプロポーションとソフトトップを備えるフェラーリ ローマ スパイダーの世界観はそれに相応しい。現在世界にある数多くのオープンモデルの中で最も美しいフォルムを持つモデルであると感じている。ぜひ街中で走っている姿を見てみたい。そのドライバーシートに座っているのが自分であったら、どれほど嬉しいだろう。

ローマ スパイダーは確かに、人を惹きつける魅力が詰まっていると実感することができた。(写真:井上雅行)

フェラーリ ローマ スパイダー 主要諸元

●全長:4656mm
●全幅:1974mm
●全高:1306mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1556kg
●エンジン:V8 90° ツインターボ
●総排気量:3855cc
●最高出力:456kW(620ps)/5750-7500rpm
●最大トルク:760Nm/3000-5750rpm
●トランスミッション:8速DCT
●燃料タンク容量:80L
●駆動方式:FR
●乗車定員:4名
●価格(税込):3280万円

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