動的な伸びやかさをアピールするフォルム
2023年5月24日(独・現地時間)、BMWは新型5シリーズのフルモデルチェンジを発表した。これまで以上にダイナミックなアピアランスと、フル電動モデルを含む豊富なデジタルイノベーションによって、アッパーミドルクラスのプレミアムモビリティに、新たなスタンダードを提案する意欲作だ。
エクステリアは、スマートかつエレガントな存在感に明確なスポーツ性を備える。従来型に対して全長は+97mm、ホイールベースも20mm拡大され、ついに5mの大台を超えた(5060mm)。全幅は32mmプラスの1900mm、36mm高い全高1515mmで、全体的にわかりやすいグレードアップ感をアピールしている。
ツインヘッドライトや伝統のキドニーグリルには、さらなる現代的解釈が加えられ、高めのショルダーラインやどっしりとしたリアエンドのアレンジが、動的な伸びやかさを演出。オプションのMスポーツパッケージおよびMスポーツパッケージ プロによって、さらなるインパクトが醸成される。
インターフェイスはシンプルで現代的なデザインが印象的だ。コントロールディスプレイは14.9インチの大画面で、12.3インチのインフォメーションセンターとともに、安心のドライブをバックアップしてくれる。
パワートレーンは48Vのマイルドハイブリッド技術を搭載した、ガソリン、ディーゼルエンジンをラインナップ。さらにトップモデルとして、電気モーターによる全輪駆動を実現した「i60 xドライブ」がラインナップされている。
最高出力601ps/最大トルク820Nmを発生、0→100km/h加速はわずか3.8秒でこなす。最高速度は230km/hだ。ここまでのハイパフォーマンスはいらない、という向きには、eDrive40が本国では設定される。最高出力は340hp、最大トルク430Nmと、こちらも十二分な力持ちだ。WLTPモードでの航続距離は最長582kmを確保している。
日本での先行販売は、48Vマイルドハイブリッドガソリンと標準仕様のBEV
2023年5月24日(独・現地時間)、BMWより新型5シーリーズのフルモデルチェンジの発表が行われたことを受け、BMWジャパンは、その初期生産限定モデル「ザ・ファースト・エディション(THE FIRST EDITION)」の先行販売の受付を5月25日より開始した。なお、日本での新型BMW5シリーズの正式発表は、2023年第三四半期が予定されている。
LEDで縁取られたキドニーグリルと、12.3インチのインフォメーションディスプレイ&
14.9インチのコントロールディスプレイとからなるカーブドディスプレイが印象的な新型5シリーズだが、「ザ・ファースト・エディション」は、「523i ザ・ファースト・エディション」と「i5 eDrive40 ザ・ファースト・エディション」の2タイプがラインナップされる。
「523i ザ・ファースト・エディション」は、高効率な2L直列4気筒ガソリンエンジンと48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた「523i Mスポーツ」がベースで、「i5 eDrive40 ザ・ファースト・エディション」は、BEV(電気自動車)「i5 eDrive40 Mスポーツがベースとなる。
ボディカラーは、人気のミネラルホワイトとブラックサファイアを用意。インテリアは、「523i ザ・ファースト・エディション」をブラックのアルカンターラ/ヴェガンザ仕様とし、「i5 eDrive40 ザ・ファースト・エディションブラック」には、そこに高品質なメリノレザーシートが組み合わされる。両モデルに用いられる、クラフテッドクリスタル フィニュッシュのセンターコンソールも高級感漂うものとなっている。
「ザ・ファースト・エディション」」の先行販売は、BMWオンライン・ストアのみで行われ、「523i ザ・ファースト・エディション」が限定200台、「i5 eDrive40 ザ・ファースト・エディションブラック」が限定100台となる。納車は、新型BMW 5シリーズの日本正式発表後の早い段階が予定されている。