アストンマーティン史上もっとも完成度が高く、もっとも洗練されたDB12
DB12発表会の冒頭に、アストンマーティンジャパンのリージョナルプレジデントを務めるグレッグ アダムス氏は、「2023年はDBシリーズが誕生して75年、そしてアストンマーティンが創立して110周年の記念すべき年です。そのような大きな節目を迎える年にDB12がデビューできたことが嬉しい」と語った。さらに、このDB12を本国発表の数時間後に日本で披露したことに対して、アストンマーティンが日本市場を強く意識しているとコメントしている。
アストンマーティンは、DB12を「ブランド史上、もっとも完成度が高く、もっとも洗練されたDBモデル」と謳う。その背景には、大胆で際立ったエクステリアデザインと、クラス最高スペックを誇るエンジン、そして最先端のテクノロジーを満載しているDB12ならではのパフォーマンスがあった。
まずエクステリアで目を引くのは、大型化されたフロントグリルだろう。ワイドな印象を与えるだけでなく、新たなアストンマーティンの世界を表現している。ノーズの先端やリアハッチには、2022年から新デザインに変わったアストンマーティンのアイコン「ウィングバッジ」を、スポーツモデルとしては初めて採用。新しいアストンマーティンの幕開けを象徴する。
LEDヘッドライトも特徴的だ。新しいデザインの、横に一列に3灯が並ぶデイタイムランニングライトを備えている。
さらに、DB11が装着する20インチのアルミホイールに対して大径化されながらも、8kg軽量な21インチ鍛造アルミホイールには、DB12専用のミシュラン パイロット スポーツ 5s タイヤを装着。専用タイヤは内側にノイズキャンセリング・ポリウレタン・フォームインサートを備え、タイヤの回転に起因するノイズを従来より20%低減しているという。
また、新世代のインテリジェント・アダプティブダンパーの導入により、5つのドライブモードからドライバーの要求に自由自在に応えることができるようになった。この最先端ダンパーの装着によって、力配分の帯域幅がなんと500%も増加しているという。スポーティな設定から乗り心地を重視する設定まで、幅広い調整が可能だ。