全長以外、ホイールベースと全幅は110と同じサイズ
130をオフロードに持ち込んだ。運転席から見える景色はディフェンダーのそれで相変わらず視界がいい。ただしサイドミラーを見るとボディ後端が遙か彼方にあるようだし、ルームミラーでは、3列目のシートが見えるなど、やはりボディが長い、ということを思い出させる。そう、130はシリーズ唯一、3列シート8人乗り仕様となっているのだ。
この3列目シートには、全席にしっかりヘッドレストを装備、さすがに大人3人はかなり「密」だが、2人ならほど良いディスタンスを維持できる。またシートアレンジもさすがランドローバーと言えるほどもよく考えられていて、簡単にフロアに収納でき、フラットで広いラゲッジスペースをつくり出すことができるのである。
容量は8人乗車時386L、3列目シートを格納すると1232L、2,3列目シート格納時、つまり最大で2291L確保できる。
ボディが長いからといって小回り性能が悪くなるわけではなく、最小回転半径は110と同じ6.1mである。ボディの長さはオフロードに持ち込んでもネガにはならなかった。さらに力不足だと感じる場面にも遭遇しなかった。
130の搭載するパワートレーンは、3L直6ディーゼルターボエンジン。最高出力300ps、最大トルク650Nmを発生する。これに48V BiSG(ベルト インテグレーテッド スターター ジェネレーター)が組み合わされる。
車両重量は、同じエアサスペンション仕様で比較すると110のD300が2420kg、130のD300が2540kgとその差は120kgだが、これだけ出力とトルクがあれば、120kgの重量増が大きなマイナスではない、ということなのだろう。それが実感できた。
オフロード試乗での走りは、さすがディフェンダーと納得できるものだった。900mmという最大渡河水深こそ試せなかったが、アプローチアングル37.5度、デパーチャーアングル28.5度、ブレイクオーバーアングル27.8度は伊達じゃなく、290mmの最低地上高もあり、難所コースを楽々クリアして見せてくれた。(文:Motor Magazine 編集部 千葉知充/写真:井上雅行)
ランドーバー ディフェンダー130 ローンチエディション主要諸元
●全長×全幅×全高:5275×1995×1970mm
●ホイールベース:3020mm
●車両重量:2540kg
●エンジン:直6DOHCディーゼルターボ+モーター
●総排気量:2993cc
●最高出力:221kW(300ps)/4000rpm
●最大トルク:650Nm/1500-2500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:軽油・85L
●WLTCモード燃費:9.9km/L
●車両価格(税込):1245万8000円