タイヤのマネージメントが重要なポイントになる
今年のラリー・イタリア サルディニアは、サービスパークが昨年のアルゲーロから、島北東部のオルビアに変更。競技初日となる1日(木)のデイ1は、オルビアの市街地でグラベルとターマック(舗装路)の両路面を走行する「ミックスサーフェス」のスーパーSSが1本行われる。
本格的な戦いは、翌日2日(金)のデイ2から始まり、ビッグジャンプで有名なモンテ・レルノのステージを含む3本のステージを各2回走行。モンテ・レルノは今回、例年の2倍以上となる49.9kmの超ロングステージとして行われる。3日(土)のデイ3は、4本のステージを各2回走行し、その合計距離は135.46kmと長い。
最終日となる4日(日)のデイ4は2本のステージを各2回走行。そのうち、SS17の再走ステージとなるSS19「サルディニア2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
ステージは全19本で合計距離は322.75km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1170.06kmが予定されている。
今回のラリー・イタリア サルディニアには、トヨタはカッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、勝田貴元の4台のGR ヤリス ラリー1で参戦。ロバンペラは今回出走順が1番手となるため、天気が良く路面コンディションがドライとなった場合は優勝は難しくなるが、オジェはこのラリーとの相性もよく、出走順も有利で優勝候補にあげられている。
ラリー・イタリア サルディニアは毎年ステージが変わり、50km近い長いステージも設定されるため、タイヤのマネージメントが重要なポイントになるだろう。