2023年6月18日(現地時間)、ルノーはパリ航空ショーで新しいSUVクーぺ「ラファール(Rafale)」をワールドプレミアした。ラファールとは「疾風」を意味するフランス語で、1934年に時速445kmという記録破りの速度を実現したルノーの航空機「コードロン・ルノー・ラファール」に由来するという。ラファールはSUV市場に旋風を吹き込むことになるのだろうか。
パワートレーンは1.2L「E-Techハイブリッド」システムを搭載
アルカナ、オーストラル(2022年に登場したSUV、日本未導入)、メガーヌ E-テック エレクトリックの成功で、Cセグメントで確固たる地位を築いてきたルノーが、次のステップとして力を入れているのがDセグメント。
「ラファール」と名付けられた新しいクーペSUVは、2023年3月発表された新型「エスパス」(日本未導入)に続くDセグメントのSUVモデルで、全長4.71m、全幅1.86m、全高1.61m、ホイールベース2.74mのボディに、1.47×1.12mの巨大なソーラーベイ パノラミックガラスルーフを備えている。
このソーラーベイガラスルーフはサンゴバン社が開発したもので、ガラス表面全体の9つのセグメントごとに瞬時に太陽光を最大限に取り入れたり遮断したり変更できる。
ラファールはジル・ビダル氏がデザイン・ルノーの責任者として導入した新しい言語に従って完全に設計された最初の量産車。そのデザインは「疾風」という意味のフランス語を車名に持つだけには「流麗で、先進的」。これまでのルノーのモデルとは違ったものになっている。