エントリーモデルで429万円という価格設定も魅力
2022年6月に欧州で発表されて話題を呼んだ「プジョー408」がついに日本に導入されることになった。
新型プジョー408は、プジョーブランドの新たなスタイルである、ファストバックとステーションワゴン、SUVを融合させたクロスオーバーモデル。これまでのようなセダンでもなく、SUVやステーションワゴンのようなユーティリティや使いやすさを持ち、流麗なルーフラインをみればクーぺとも呼べる、ほかにはない個性が特徴となる。
プジョーでは「解き放たれた新種」というキーワードで、美しさと実用性を兼ね備えたデザインを表現している。
エクステリアでは、センターにライオンエンブレムを配した大型フレームレスグリル、ライオンの牙をモチーフにしたLEDデイタイムランニングライト、リアではライオンの爪をモチーフにした3本LEDランプなどで力強さを表現している。
ボディサイズは全長×全幅×全高が4700×1850×1500mm、ホイールベースは2790mmと、全長と全幅、ホイールベースはDセグメント、全高はステーションワゴンとSUVの中間といった使いやすい大きさだ。
シックな印象の中に、洗練された先進感が漂うインターフェイス
インテリアはブラックを基調とし、軽快なハンドリングを実現する小径ステアリングホイールと10インチタッチスクリーンを中心とした新しい「Peugeot i-Cockpit」、先進運転視線システムおよび最新のインフォテイメントシステム「Peugeot i-Connect」を採用。
パワートレーンはガソリンモデルとPHEV(プラグインハイブリッド)の2種類を設定。ガソリンモデルには最高出力130ps/最大トルク230Nmの直列3気筒1.2L DOHCターボエンジンを採用し、これに8速ATを組み合わせる。
一方、PHEVモデルには最高出力180ps/最大トルク250Nmの直列4気筒1.6L DOHCターボのハイブリッドシステムを搭載。6kW/200V普通充電器を使用すると約2時間30分で満充電でき、WLTCモードで66kmのEV走行レンジを持つ。
運転支援システム(ADAS)では、前方の車両との距離と速度を検知しつつ、ドライバーのアクセルとブレーキをサポートするアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)を備え、ドライバー任意の位置で車線内のポジションを維持するレーンポジショニングアシストも搭載。さらに駐車や出庫、狭い路地の走行時に安全をサポートする360度ビジョン(フロントサイドカメラ付き)を装備するなど、あらゆるシーンで運転操作をサポートする機能が備わる。
GTグレードには10インチタッチスクリーン下部にデジタルショートカット機能「i-Toggle(トグル)」も組み合わせた。また、ラゲッジルームは5名乗車時で最大536L、後席を倒すと最大1611Lの容量を実現するとともに、凹凸の少ない形状など使い勝手に優れる形状とした。
ボディカラーは、オブセッションブルー、パールホワイト、エリクサーレッド、ペルラネラブラックの4色が設定されている。
ラインアップと車両価格は、408アリュール(受注生産)が429万円、 408 GTが499万円、408 GT ハイブリッドが629万円となっている。