スバルはマニュアルトランスミッション車(以下MT車)向けの運転支援システム「アイサイト」を開発し、今秋発表予定のスバルBRZ改良モデル(日本仕様車)に初採用する。

スポーツモデルにこそ十分な先進安全機能を提供すること必要

アイサイトは、世界で初めてステレオカメラのみで、自動車だけでなく歩行者、二輪車までも対象としたプリクラッシュブレーキや、追従機能付クルーズコントロール等を実現したスバル独自の運転支援システムで 、アイサイトを搭載したスバル車の世界累計販売台数は、2008年5月の発売以来、 550万台を超えている。

画像: プリクラッシュブレーキのデモンストレーション。

プリクラッシュブレーキのデモンストレーション。

今秋発表予定のBRZ改良モデル(日本仕様車)に採用するMT車向けアイサイトは 、スバルBRZのオートマチックトランスミッション車向けのアイサイトをベースに、 プリクラッシュブレーキや追従機能付きクルーズコントロール 、車線逸脱・ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、後方ソナー警報機能のクリアランスソナーを装備。

アイサイトの高い衝突回避 、衝突被害軽減 、運転負荷軽減の各性能へMT車の特性に合わせた制御を施し、リアルワールドの幅広いシーンでの安定した動作を実現 、 運転する愉しさと安心を高い次元で両立している 。

画像: スバル 商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 小林正明氏

スバル 商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 小林正明氏

スバル 商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャーの小林正明氏は次のように語る。

スバルは「2030年に死亡交通事故を0にする」という目標を掲げており、実際死亡交通事故は年々減少をたどっています。しかし、死亡交通事故を0にする将来を実現するためには、車種や国を問わずできるところから順次、先進安全技術を投入していくことが重要です。今回紹介するMTモデル向けのアイサイトは、予防安全のカテゴリーとなりますが、万が一の事故を未然に防止する、そのための重要な技術となります。

BRZはスバルを代表するスポーツモデルです。スバルのスポーツブランドを牽引するモデルとして、非常に重要な役割を担っています。私たちはスポーツモデルにこそ、安全性能が必要であると考えています。BRZはMTの比率が高いクルマで、MT車に乗りたいと考えている方々にも十分な先進安全機能を提供する必要があると考え、アイサイトの開発を続けてきました。そして今秋発表予定のBRZ改良モデルに、MT車に適合させたアイサイトを初採用することとなりました。

追従機能付きクルーズコントロールは、違和感を払拭

プリクラッシュブレーキについては、MTモデルではクラッチの状態やシフトポジションにかかわらず作動し、ブレーキ動作中にエンジンがストールしても車両が停止するまでしっかりブレーキ制御は継続される。

画像: MTモデル向けアイサイトに搭載される機能と非搭載の機能。

MTモデル向けアイサイトに搭載される機能と非搭載の機能。

追従機能付きクルーズコントロールについては、リアルワールドでの違和感がないように開発されている。セット方法については、ATモデルと変わらないものの、セット条件は、①シフトが2~6速のいずれか②車速が30km/h以上で走行、と異なる。

ATモデルと同様の機能については、車線逸脱警報/ふらつき警報のほか、先行車発進お知らせなどが備わっている。

一方、誤発進/誤後進抑制制御や後退時ブレーキアシスト(RAB)については、MTモデルには搭載されない。

スバルは「安心と愉しさ」を支える重要な要素である安全性能を総合安全の考え方のもとに今後も進化させ、2030 年死亡交通事故ゼロを目指す。

画像: これまではATモデルにしか採用されいなかったアイサイトだが、今秋発表予定のBRZにはMTモデルにもアイサイトが採用される。

これまではATモデルにしか採用されいなかったアイサイトだが、今秋発表予定のBRZにはMTモデルにもアイサイトが採用される。

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