ホンダは、通称「ビースト」と呼ばれる800psのCR-Vハイブリッドレーサーを紹介する新しいPVをYouTube上で公開した。実に14カ月にわたる社内プロジェクトの様子を、ホンダパフォーマンスデベロップメントのエンジニア、デザイナーたちが楽し気に語っている。

グループBラリーマシンのイメージを継承。メカニズムはインディ譲り

「CR-Vハイブリッドレーサーは、その設計、エンジニアリング、製造に携わるホンダのすべての人にとって、情熱的なプロジェクトです」と、北米ホンダのレーシング部門であるホンダパフォーマンスデベロップメント(HPD)の社長兼テクニカルディレクター、デビッドソルターズ氏は語る。

画像: パワーユニットは2024年にNTTインディカーシリーズで使われる2.2L V6ツインターボを搭載。

パワーユニットは2024年にNTTインディカーシリーズで使われる2.2L V6ツインターボを搭載。

「ビーストは、ホンダが大切にしているドライバーズスピリットとレースシーンにおける伝統を象徴しています」

開発者たちから「ビースト(怪物)」と呼ばれているホンダCR-Vハイブリッドレーサーは今後、電動化が予想されるモータースポーツプログラムの継続的な開発を進めるために、HPDのエンジニアたちが独自に検証を始めた研究だ。

ワンオフの特別な外観デザインは、80年代から90年代のアグレッシブなGTレースやグループBラリーに出場したマシンたちから、インスピレーションを得ているという。

パワートレーンは2.2L V6ツインターボで、100%再生可能燃料で走行できる。XTRAC 6速ミッションとの組み合わせに加え、電気モーターが強力にアシストするその走りは、まさに異次元。エンジニアたちの熱意溢れるコメントとともに、そのダイナミックな走りを、ぜひムービーで楽しんでみてほしい。

画像: Development Story: Honda’s IndyCar Powered CR-V Hybrid Racer youtu.be

Development Story: Honda’s IndyCar Powered CR-V Hybrid Racer

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