2023年7月25日、BMWジャパンは燃料として水素を充填し、水素エネルギーにより発電し電気を電池に蓄え、電気によりモーターを駆動させて走行する燃料電池実験車両「BMW iX5 ハイドロジェン(Hydrogen)」を公開。日本における公道走行を開始し、2023年年末まで実証実験を開始する。

約3分程度の水素充填で約500kmの走行が可能

画像: デコレーションや要所のブルーのアクセント以外、エンジン車のX5と見た目はほとんど変わらない。

デコレーションや要所のブルーのアクセント以外、エンジン車のX5と見た目はほとんど変わらない。

BMWグループでは、1980年代から水素を燃料とする自動車の開発を進めてきた。2007年には水素を燃料としたエンジンで駆動する「ハイドロジェン7」の実証実験を日本でも行っている。

燃料電池車は、新たなるパワートレーンの1つとして注目を浴びている車両であり、BMWグループは2011年よりトヨタと燃料電池車の基礎研究を共同で行なっている。水素を燃料とする燃料電池車は、燃料の充填に時間をかけずに長距離走行可能となることが最大の特徴の1つであり、今回のiX5 ハイドロジェンの場合、燃料である水素が空の状態から約3分程度の水素の充填で、約500kmもの長距離を走行することが可能となる。

iX5 ハイドロジェンは、2018年に登場した現行型のSAV「X5」をベースにした燃料電池車だ。2019年のIAAショーでコンセプトカーとして初公開され、IAAモビリティ2021で最初のプロトタイプが公開され、来場者はシャトルカーとしての動きを体験した。

燃料電池の供給に必要な水素は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製700気圧のタンク2基の中に貯蔵される。ここには合計約6kgの水素を貯蔵し、iX5 ハイドロジェンはWLTPサイクルで504km(313マイル)の航続距離を走行する。水素タンクはわずか3〜4分で満タンになるため、iX5 ハイドロジェンは、数度の短時間停車で、BMWが得意とする長距離ドライブの楽しさが味わえる。

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