2023年7月25日、日産自動車(以下、日産)は2022年6月に発売した軽の電気自動車「サクラ」の受注累計が、受注開始から5万台を突破したと発表した。(タイトル写真はイメージです)

受注開始から約1年2カ月で累計5万台を突破

画像: サクラで一番人気のボディカラーは、写真のホワイトパールだ。

サクラで一番人気のボディカラーは、写真のホワイトパールだ。

サクラは、日産が三菱(eKクロスEV)と共同開発した、軽自動車のEV(電気自動車)だ。2022年5月に受注を開始し、同年6月に発売された。軽自動車ならではの小回り性能に加え、圧倒的な静粛性や力強くなめらかな加速、上質で洗練されたデザイン、日常使いに十分な航続距離、充実した先進技術などがユーザーから好評を得ている。

2023年5月にサクラとeKクロスEVの合算で生産累計台数は5万台に達していたが、今回、サクラだけで受注累計が5万台を突破した。

2022年度の電気自動車国内販売台数において、約4割をサクラが占める(2023年7月、日産調べ)など、サクラは日本市場における電気自動車普及促進における重要な役割も担っている。自宅充電が手軽にできる点も好評で、首都圏に加え、軽自動車需要の多い郊外エリアでも、多くのユーザーに選ばれている。また、個人ユーザーに留まらず、環境負荷低減、およびBCP対策を目的とした法人や自治体からも高い評価を得て、今回の受注5万台に繋がった。

ちなみに、サクラは3割以上のユーザーが、充実した装備を備えた最上位のGグレードを選択している。ボディカラーは、ホワイトパールが1番の人気カラーで、次いで2トーンのホワイトパール/チタニウムグレーが好評だ。また、購入された人のうち、約3割が自宅に太陽光パネルを設置しており、自然由来の電力との組み合わせによる自宅充電も行われている。そして半数以上の人がサクラを毎日利用しており、幅広いユーザーに、毎日をともにする軽の電気自動車として活用されている。(2023年3月、日産調べ)

なお、サクラは、これまでに「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」、「2023年次RJCカーオブザイヤー」、そして「2022~2023日本自動車殿堂カーオブザイヤー」を始めとする数多くの賞典を受賞している。これに加え、自動車アセスメント(JNCAP)「自動車安全性能2022」での最高評価「ファイブスター賞」(三菱 eKクロスEV との同時受賞)なども獲得しており、安全性の高さも評価されている。

電気自動車のグローバル累計販売台数は100万台に

また、日産は電気自動車のグローバル累計販売台数が100万台に達したことを発表した。2010年12月に初代「リーフ」を発売開始して以来、リーフはグローバル累計で約65万台を販売。2022年には、クロスオーバーEVの「アリア」と「サクラ」を発売した。

画像: 写真左から、アリア、サクラ、そしてリーフの日産 電気自動車ラインナップ。

写真左から、アリア、サクラ、そしてリーフの日産 電気自動車ラインナップ。

地域別EV累計販売台数実績は、以下のとおりだ。

●日本:約23万台
●北米:約21万台
●欧州:約32万台
●中国:約23万台
●その他:約1万台
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◎合計:約100万台

日産は、長期ビジョン「日産 アンビション(Nissan Ambition)2030」において、2030年度までに19車種のEVを投入することを発表している。2028年度までに自社開発の全固体電池を搭載したEVを市場投入することを目指し、世界中のユーザーの幅広いニーズに応えられるようにEVのラインナップを拡充していくという。

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