2023年7月27日、レクサスはラグジュアリー クロスオーバーSUV「RX」を一部改良し、2.5Lハイブリッドシステムを搭載したRX350hを追加設定して発売した。

一部改良では先進安全装備を充実。RX350hはE-Fourも採用

画像: レクサス RX350h バージョンL(ボディカラーは、ソニックイリジウム)。

レクサス RX350h バージョンL(ボディカラーは、ソニックイリジウム)。

RXは、レクサスのラグジュアリー クロスオーバーSUVだ。初代は1998年に登場し、初代と2代目は日本市場では「トヨタ ハリアー」として販売された。3代目からは日本でも「レクサス RX」として販売(ハリアーは別モデルとなる)され、現行型は2022年に登場した5代目となる。

今回の一部改良では、RX350(2.4Lターボ)にもアドバンストパークにリモート機能を追加(RX350 バージョンLに標準装備、RX350 Fスポーツはオプション)し、先進安全装備を充実させた。また、インテリア イルミパッケージは、足元以外の減光制御を抑制し、アンビエントライトの改良を行った。ワイヤレス充電器は、充電可能エリア拡大など充電機能を向上させた。

新たに導入されるRX350hは、高効率な2.5L 直4ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、モーターとエンジンの組み合わせによる高いレスポンス、電池性能を向上させた駆動用電池、駆動力特性を見直したハイブリッドシステム制御をうまく使うことで、気持ちの良い走りと低燃費を高次元で実現している。

画像: レクサス RX350hのハイブリッドシステム。

レクサス RX350hのハイブリッドシステム。

駆動方式は2WD(FF)とAWDを設定。AWDシステムは、E-Four(電気式AWDシステム)を採用し、発進時や雪道などの滑りやすい路面では後輪をモーターで駆動することで安定した走行性能を実現する。また、前後駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御することで、発進時の加速性能とドライバーの意図する優れた旋回安定性をもたらす。

このRX350hの追加で、レクサスは量販ハイブリッドモデルのラインナップ拡充を目指す。その他のグレードの内外装やパワースペックなどに関しては、変更はない。レクサス RXのグレードと車両価格は、以下のとおりだ。

レクサス RX グレードと車両価格(税込)

●RX350(2.4Lターボ/8速AT)
 バージョンL(2WD=FF/AWD):666万円/707万円
 Fスポーツ(AWD):707万円
●RX350h(2.5L+モーターのハイブリッド/電気式無段変速機)
 バージョンL(FF/AWD):758万円/796万円
●RX450+(2.5L+モーターのプラグインハイブリッド/電気式無段変速機)
 バージョンL(AWD):872万円
●RX500h(2.4Lターボ+モーターのハイブリッド/6速AT)
 Fスポーツ パフォーマンス(AWD):901万円

レクサス RX350h 主要諸元

●全長×全幅×全高:4890×1920×1700mm
●ホイールベース:2850mm
●車両重量:1940kg(2WD)/2010kg(AWD)
●パワートレーン:2.5L 直4DOHC+モーター(AWDは2モーター)
●エンジン最高出力:140kW(190ps)/6000rpm
●エンジン最大トルク:243Nm(24.8kgm)/4300-4500rpm
●モーター最高出力:前134kW(182ps)+後40kW(54ps)
●モーター最大トルク:前270Nm(27.5kgm)+後121Nm(12.3kgm)
●駆動方式:FF/4WD(E-Four)
●WLTCモード燃費:20.2km/L(2WD)/18.7km/L(AWD)
●タイヤサイズ:235/50R21

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