パワートレーンはディーゼルターボ+6速AT
歴代のランドクルーザーたちに囲まれて登場した新「70」は、基本的なボディスタイルは1984年のデビュー当時から変わっていないが、歩行者保護基準の関係でボンネットは少し持ち上げられて厚みのあるものとなり、ランクル 250の丸目バージョンにも似た丸型風のヘッドランプを採用し、グリルまわりやその下のスリットなどは、40シリーズなどからインスパイアされている。ドアから後ろのボディパネルは、従来の70シリーズと変わらない。
パワートレーンはガソリンエンジンではなく、高い信頼性を誇る1GDーFTV型と呼ばれる2.8Lの直4 DOHCディーゼルターボエンジン+6速ATへ一新。高トルク&高出力を兼ね備えたディーゼルエンジンならではのタフなオフロード性能を確保しながら、低騒音・静粛性への配慮、また燃費性能の向上にも取り組んでいる。シャシには、耐久性に優れ信頼度の高いラダーフレームを継続して採用するなど、優れたオフロード走破性を維持しながら、さらにオンロードでの乗り心地も向上させている。
2014年に限定モデルの70シリーズが登場したときは、トヨタの予想を超える反響でオーダーが殺到し、海外向け生産分の一部を、この限定モデルに振り分けたといわれている。今回は継続販売のカタログモデルということだから、確実に手に入れることは可能だろうが、またしてもオーダーから納車までは長い時間がかかるのだろうか・・・。
トヨタ ランドクルーザー“70”(プロトタイプ) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4890×1870×1920mm
●ホイールベース:2730mm
●エンジン:1GDーFTV型 2.8L 直4 DOHCディーゼル+ターボ
●最高出力:150kW(204ps)
●最大トルク:500Nm(51.0kgm)
●トランスミッション:6速AT(スーパーECT)
●駆動方式:フロント縦置きパートタイム4WD
●タイヤサイズ:265/70R18