ホンダ ZR-V(HONDA ZR-V)
現行モデル発表日:2022年11月17日
車両価格:293万2600円〜410万3000円

オススメは軽快な走りを見せるe:HEVのFWDモデル

国内では、ヴェゼルよりも上のクラスになるのがホンダ ZR-Vである。ベースとなったシビックはとても完成度が高く、いいクルマなので、ZR-Vにも大きく期待していたのだが、結論から先に言えば、それが裏切られることはなかった。

画像: また、急な下り坂などで設定した速度を自動でキープするヒルディセントコントロールや、BOSEプレミアムサウンドシステム、パワーテールゲートなど、安全&快適装備は充実している。

また、急な下り坂などで設定した速度を自動でキープするヒルディセントコントロールや、BOSEプレミアムサウンドシステム、パワーテールゲートなど、安全&快適装備は充実している。

試乗したのは、ホンダ独自のハイブリッドシステムを搭載したZR-V e:HEV ZのFFモデル。搭載するのが2L直4 直噴エンジンということもあり、キビキビとしたホンダらしい走りが味わえ、このあたりにも開発者の強いこだわりが感じられた。走り出しからスマートかつスムーズな所作で速度を乗せていくところも好印象だ。

ドライブモードは、NORMAL/SPORT/ECON/SNOWの4つが用意される。ワインディングロードを積極的に走るためにSPORTを選んだ。ただそんな時はエンジンサウンドはもう少し刺激的でもいいかもと感じられた。

モーターとエンジンはそれぞれ得意分野があり、たとえば街中などの低速域はモーター、そして高速道路はエンジンで走る方が効率がいい。そこで、これらふたつの動力源を上手に協調させたのがホンダのe:HEVなのである。

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画像: www.rentracks.jp
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このシステムは、バッテリーからの電気でモーターを駆動する「EV」、エンジンの力で発電した電力でモーターを駆動する「ハイブリッド」、エンジンとタイヤを直結する「エンジン」の各モードがあり、それらが違和感なくとてもスムーズに切り替わる。

東京近郊を2時間ほど走ったが、もう少しモーターの出番、つまりEV走行できる領域が多くてもいいと感じた。そのあたりを開発者に訊くと、「それで大きなバッテリーを積んで運動性能がスポイルされてはホンダらしい走りができない」ということである。つまり、これが最適解ということだ。

ハイブリッドは、このクラスではとても贅沢な発電用と駆動用を搭載する2モーター ハイブリッドシステムである。また減速の度合いの強さはメタル製減速セレクターと呼ばれるパドルで4段階から選べる。

このZR-Vには、FFと4WDが用意されている。降雪地域であればぜひ4WDを選びたいが、それ以外の地域では軽快なFFがお勧めである。

ホンダ ZR-V e:HEV Z 主要諸元

●エンジン:2L 直4 DOHC+モーター
●総排気量:1993cc
●エンジン最高出力:104kW(141ps)/6000rpm
●エンジン最大トルク:182Nm(18.6kgm)/4500rpm
●モーター最高出力:135kW(184ps)/5000-6000rpm
●モーター最大トルク:315Nm(32.1kgm)/0-2000rpm
●駆動方式:横置きFF
●サスペンション形式:前ストラット、後マルチリンク
●タイヤサイズ:225/45R18
●車両価格:388万3000円

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