新型トライトンの信頼性と耐久性に自信あり!
チーム三菱ラリーアートは開幕に先立ち、2023年8月10日にタイのチョンブリ県シラチャにあるミツビシ モータース(タイランド)カンパニー リミテッド(MMTh)のテストコースでAXCR本番に臨む新型トライトンのシェイクダウンを実施。2022年と異なり2023年は雨季である8月に開催されるため、ぬかるんだ泥道や川渡りなど従来のAXCRらしい難コースが予想される。
これに対応すべく、チーム三菱ラリーアートは国内外で2回にわたり合計約2000kmに及ぶ耐久試験を実施し、新型トライトンの信頼性や耐久性を確認しながら、エンジンや足まわりを最終調整して力強い走りと軽快なハンドリングを実現。今回のシェイクダウンでは、これらが狙いどおりに仕上がっていることを確認した。
AXCRに出場する四輪部門41台、二輪部門21台、サイドカー部門1台の合計63台は、8月13日にパタヤのウォーキングストリートでセレモニアルスタートを実施し、14日のレグ1から本格的なラリーをスタートする。16日レグ3のゴールであるウボンラーチャターニーまで、ぬかるんだマッドコースや岩屑が積み重なるような険しい道を駆け抜ける。
17日のレグ4ではタイとラオスの国境を越え、同日からラオスを走行。木々が生い茂る高原エリアや水田地域を駆るコースが想定されるラオスだが、雨量の多い南部に位置するため、スコールによるさらなるコース悪化も予想される。そして19日のレグ6に、世界遺産であるプラーサート ワット プー近郊でゴールを迎える。
チーム三菱ラリーアートの増岡浩総監督は、以下のようにコメントしている。
「総監督としてチームを勝利に導くために、これまでラリーで培ってきたノウハウを活かし、チーム体制を整えながら、ラリーカーを仕上げてきました。新型トライトンはベース車両のレベルアップもさることながら、昨年の参戦結果を踏まえ、さらに速く・強く・壊れないクルマに仕上げ、シェイクダウンでもその十分な仕上がりを確認しました。チームを支えるサービス体制もしっかり作り込み、ドライバー、コ・ドライバーが持てる力を100%発揮できるよう、メンタル面もサポートしています。チーム全体がタフな挑戦に向けて準備万端です。連覇を目指して全力を尽くします。」
なお、三菱では2023年8月13日(日)の大会初日から19日(土)の最終レグまで、最新のデイリーレポートを同社のAXCRスペシャルサイトで紹介する。