マクラーレン・オートモーティブは2023年8月4日、マクラーレンスペシャルオペレーションズ(MSO)のペイントエンジニアによって開発され、塗布された新しいマルチトーンペイント「スペクトラムテーマ」を、最も軽量かつパワフルな量産スーパーカー、新型750Sへのみ限定で提供することを発表した。
止まっていてもスピード感を感じさせる新世代のマクラーレンペイントとは
今回のプロジェクト「スペクトラムテーマ」を完成させるためには、新世代のマクラーレンペイントの特色を取り入れた、新しいテクニックを開発する必要があったという。
750Sの革新的な技術とそのコンセプトを継承しながら、今回開発されたスペクトラムテーマは、MSOがこれまでに開発したどのモデルよりもテクニックを要するもの。
色彩の細かな濃淡が、それぞれのストライプの間にあるコントラストによって錯覚をもたらし、750Sが静止しているときでさえ、そのスピード感と加速感を感じることができる。
マクラーレンスペシャルオペレーションズディレクターのマイケル・マクドナーは次のように語る。
「スペクトラムのテーマは、私たちがマクラーレンでできることを次のレベルに引き上げるものです。スペクトラムのラインを750Sの素晴らしいボディワークの表面と完全に調和させるためには、細心の注意と正確さが求められますが、そのために開発した新しい技術は、750Sの幅広いテクノロジーの進化と見事に調和しています。スペクトラムのようなテーマを通じて、私たちがお客様に提供できるものがより複雑になってきているのは、MSOのペイント・エンジニアの素晴らしい経験と専門知識の賜物です」