BMWより新型7シリーズベースの要人警護車両「7シリーズ プロテクション」が登場した。なかでも注目は、ガソリンモデルに加え、BEV(電気自動車)「i7プロテクション」が用意されていることだ。これは、世界初の出来事となる。
パンクしても時速80kmでの走行が可能
BMWの新型7シリーズより、あらたな要人警護車用「7シリーズ プロテクション」が登場した。
7シリーズの「プロテクション」はこれまでも存在していたが、今回の話題はBEV(電気自動車)のi7にも「i7プロテクション」が設定されたことだ。BEVの要人警護車両は、世界中のどこを見渡しても現在存在しなす。まさに画期的出来事といえるだろう。
さて気になるその防護力はどんなものだろう。基本線となる銃器や爆発物への対応は、世界的な権威を持つドイツ基準でハイクラスのVR9の認証を獲得。
そして、20インチのアルミホイールの装着されるタイヤにも注目したい。PAXタイやと呼ばれるもので、足下を狙われパンク状態になっても時速80kmで走り続けることができる。まさにアクション映画のようだ。
要人警護車両ということで、防御力だけでなく快適性への配慮も忘れていない。室内温度の最適化システムやリアシートとと一体となったクーラーボックスは、ならではのものだ。
「i7プロテクション」を加えた「7シリーズ プロテクション」は、2023年9月5日からドイツ・ミュンヘンで開催される「IAAモビリティ2023」で正式に公開され、同年12月よりデリバリーが開始される。