V6エンジンを横置き搭載したプラグインハイブリッドシステムを採用
インテリアでは、リアシートはセパレートの2人がけ(オプションで3人がけも設定される予定)で、フルリクライニングが可能だ。リフレッシュ機能や最高級のオーディオなども装備される。リアドアは最大75度まで開き、オート電動格納式ステップなども装備される。
パワートレーンには3.5LのV6とモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを新開発し、後輪もモーターで駆動するE-Fourを採用している。プラットフォームはTNGAのKプラットフォームをベースにリアセクションを新開発したもの。こう書くと少しクルマに詳しい人なら「新しいセンチュリーって、FFベース!?」と気づかれるだろうが、そのとおり。V6エンジンを横置き搭載したプラグインハイブリッドシステムなのだ。
今回、発表会場ではGRMNのセンチュリーも参考展示され、こちらはリアドアにスライドドアを採用していた。開発者によると、この仕様もメーカーオプションで設定される予定だという。
また、発表が近いといわれているクラウン セダン(燃料電池自動車)とヴェルファイア PHEVのプロトタイプも参考展示されていた。トヨタでは、従来のセンチュリー セダンも含めて、今後さまざまな「ショーファーカー」を展開していくという意気込みを感じさせていた。
トヨタ 新型センチュリー 主要諸元
●全長×全幅×全高:5205×1990×1805mm
●ホイールベース:2950mm
●車両重量:2570〜2600kg
●エンジン:V6 DOHC+モーター×2
●総排気量:3456cc
●最高出力:193kW(262ps)/6000rpm
●最大トルク:335Nm(34.2kgm)/4600rpm
●モーター最高出力:前134kW(182ps)、後80kW(109ps)
●モーター最大トルク:前270Nm(27.5kgm)、後169Nm(17.2kgm)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:4WD(E-Four)
●燃料・タンク容量:プレミアム・55L
●WLTCモード燃費:14.2km/L
●タイヤサイズ:255/55R20
●車両価格(税込):2500万円